聴覚障害を持つ私について Part1※一括りに「聴覚障害」と言っても、人によって様々です。聞こえない・聞こえる、聞こえ方、喋れる・喋れない(発声)、手話ができる・できない等々、聴覚障害者の中にも同じ人はいません。今回は健聴者の方からよく聞かれること・言われることを題材に私の聴覚障害について書きます。【補聴器があれば聞こえるってこと?】・手話がなくても「口話」だけで会話できるのか?▶︎基本的に口話で会話する場合、口の動きを読み取っています。ただし、相手によって口の動きが小さく、わかりづらいこともしばしば。▶︎私は先天性(生まれつき)ですが、補聴器を要するほどの聴力が悪化したのは小学校に入ってから。それまでは健聴者並に過ごしていたので、ある程度、発声はできます。(喋れます)▶︎「言葉」として把握する(聞き取る)為に優先順位として①口の動き、②表情や手の動き(ジェスチャーのようなものも含む)、③状況、④音(声)というように①〜③は『目』から情報を得ることによって相手が何を言っているのか?を『予想』し、④で『答え合わせ』するといった方法をよく使います。これだけでは全くイメージ湧かないですよね。例えば、こういったシチュエーションです。【お店へ買い物に来ています。レジに並び、順番がまわってきて、お会計をします。】【商品を全て読み終わった時、店員さんが何かを伝えようとしています。】まず、①口の動きこれは今のご時世、マスク必須なので苦戦します口の動きが見れない…ならば②表情や手の動きこれもまたマスクで表情もわかりづらい…困りました…ここで店員さんの計らいでジェスチャー等で伝えてくれる“神対応”がある時もあります②も駄目そう…ならば③状況私は買い物に来ている。会計の時に声をかけられる状況として考えられることを『予想』する。予想A「ポイントカードはお持ちですか?」予想B「レジ袋はご利用されますか?」予想C「駐車場はご利用されてますか?」こんな感じで予想をたてておき、④音(声)でどれかに当てはまるか、当てはまらないかの『答え合わせ』をする。当てはまれば成功✌️当てはまらなければ・もう一度聞き返す・「耳が聞こえない」ことを伝える・筆談をしてもらうように伝えるこんな感じです笑#聴覚障害 #補聴器 #口話