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general
播いた種に応じて果実を収穫する
善い行ないをした人は
良い報いを得る
悪い行ないをした人は
悪い報いを得る
自分のしたことの結果は全部
自分にふりかかってくる
他の人ではなく
なした者がなした結果を受け取る
というのがこの宇宙の法なのだ
これは同じことをキリストも
マホメットもいっている
よく知られた真理である
善い行ないをする人は
人から好かれ尊ばれ
祝福されてよろこびの中にいる
自分を見出す
人を好きになると
人から好かれるという報いを受ける
人にいつもやさしくすると
不運の時や困った時
または勢力がなくなった時
良い果報が返ってくる
人生が順調な時 会社で役職の時
国家公務員で政務次官等の時
その勢いがある時になした悪は
その職をやめた時または
病を得た時勢いのなくなった時に
今までの報いが
どっと矢の束となって返ってくる
これは世界中の有名な人々の
スキャンダルを見てみると
その法則が
いつも働いていることを知る
人を嫌うと嫌われる
人を好くと人から好かれる
人を怒ると
人から不評と文句が返ってくる
善意を与えると次の善意がうまれ
心に喜びが生じる
ささやかな善意でいいのだ
笑顔と励ましで充分なのだ
人種や肌の色の違いを認めて
ともに生きていけるように
なれるとすばらしい
#北川八郎
#ブッダのことば百言百話

general
使うお金を
"死に金"といいます
死に金は戻ってこない
人の喜びや救済のために
使うお金を
"生き金"といいます
生き金はまたいつか自分や
会社や家庭に戻ってくる
徳のない経営者は
死に金で自分の身を滅ぼし
徳のある経営者は
生き金をたくさん使って
繁栄に繋げていくのです
たとえば医者の徳とは
人々の心身の病を癒やし
ただ患者に生きる勇気を
与えること
教師であれば
子供の本来持つ天分を見出し
引き出すことといえます
最初から校長職を目指して
教壇に立つ人もいますが
そういう人はいつの間にか
生徒から目が離れ
出世に向いて人間が濁り
やがて生徒の心も
離れてゆくでしょう
まず人として立つことが
最初になす徳と言えます
#北川八郎

general
"人を許す心"であり
稀なるほど 寛容な心では
ないかと思います
しかし
この稀なるほど寛容な心は
一朝一夕に培われるもの
ではありません
何度も失敗し 苦しみ
反省を繰り返した後
あるいは 病気やトラブル
中傷などの試練を経た後
他人の痛みが 心から
分かるようになってこそ
得られるものです
釈尊のこういう詩があります
光に生まれて 闇に沈む者
光に生まれて 光に入る者
闇に生まれて 闇に沈む者
闇に生まれて 光に入る者
私はこの中で
"闇に生まれて 光に入る者"
という一節に心惹かれます
様々な挫折を通して
カネや地位や名誉で
自分を汚す愚かさを知り
人に喜びと優しさを
与える充実感を知る人こそ
本当に目覚めた人であり
徳のある人といえるのです
#北川八郎

general
毎日生きてごらんなさい
この間 会社を途中で辞めた方の
奥さんが相談に見えたんです
そのご主人はお好み焼屋さんを
始めており 話を聞いてみると
やっぱりご主人は儲けたいという
気持ちがとても強くあるんです
元々会社で幹部だったことと
理系の人だから 現実が解らず
人に与えることができない
少し 他の店よりも与えることを
やってごらんなさいと言うけど
"与えたら損をしてしまう"と言って
与える意味を解ろうとしない
"そんなことをしたら
店はどんどん赤字になってしまう
だからちょっとでもいいから
稼がないと…それが商売だ "
という考えが強いとのことです
だからお客様に喜んでもらうより
自分が儲けることが
優先してしまうのでしょう
それを感じとったお客さんは
どんどん少なくなりますね
だから経費ばかりかさんで
結果 毎日お客に対する不満で
怒り顔で店に立つので…
結局 店を閉めるかどうかという
ところまで来てしまっていると
こうなってくると もう生き方の
根本から間違いなんですね
人に与えることを先にしないで
人から先にもらおうとして
どうしてお客さんが
あなたの店に来ますか…
よその店より工夫があり
おいしくて値段も安かったら
それは来てくれるでしょう
しかし他店よりもまずくて
肉や海老も小さくって
100円高かったら来てくれません
お好み焼きが好きで好きで
お好み焼きを始めたのなら
食べてもらうことが
嬉しくてたまらないはずです
そんな安らぎを
お客さんに与えてくれる店であれば
人々は絶対来てくれるんです
ちなみに これは十何年か前に
小倉で始めた食べ物屋さんの話です
最初に私のところに来た時は
その人は やはり儲けたい儲けたいと
言っていました
ところが 一緒に断食したりして
"商売は一割損をして生きていく"
という生き方に還るならば
必ず繁栄する
という法則に納得を得たのです
その人は大きな海老等を他店よりも
たくさん盛るようにしたんです
その食べ物屋さんはとにかく
いつもお客さんが多くて その街で
一番の繁盛店と言わるように…
それでいて
拡大をしないことを心掛けていると
いろんな意味で
少し損をすることを覚えてゆくと
対立と競争から抜け出し
生きてゆくことが楽になりますね
#北川八郎
#365人の人間学の教科書
#致知

general
徳とは何でしょうか
私は3つのことを
自分に課しました
一つは 不安を口にしない
二つは 人の失敗を責めない
三つは 苦も楽も楽しもう
業績が落ちそうな時
不安や怯えばかりを
口にする経営者や上司に
部下はついていきません
お前のせいだ…
自分のことは棚に上げ
周囲を咎める上司もまた
徳があるとはいえません
そういう徳のない
人たちばかりの集団では
仕事が順調に
回るはずがないのです
#北川八郎
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