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桔梗色のきたじー
『あをにぶし』
海か空かは分からねど
今沈みゐるこの身かな
静けさよなほ包みてよ
世界の色を忘るるまで
あをなむにぶくなる時に
わが身の写し身を見につ
こを愛せとぞ言わむやは
見しこのひとみ何ぞある
―――――
〔口語訳〕
海になのか空になのかは分からないが
今この身は沈んでいるよ
静けさよ、もっと(私を)包んでおくれ
世界の色を忘れるくらいにまで
青が鈍くなってきたところ
私は自分の写し身を見つけた
この写し身を愛せと言おうとしているのだろうか
見つけたこのひとみ(瞳・人身)は一体何なのか(何を伝えようとしているのか)
* * * * *
ごきげんよう……〈きたじー〉です。創作大好き現役大学生です[ウインク]
詩を楽しみたく、この星に入りました。以後、お見知り置きを~[笑う]


桔梗色のきたじー
『二度と戻れぬ』(Too Far To Go Back)
「前を向け」
「前へ進め」
休みながらも
人に言われ続け
自ら言い聞かせ続けた言葉たち
「のし上がれ」
「上を目指せ」
言われる度に
厭な気持ちが立ち
何度も避けたかった言葉たち
「後ろを見るな」
「下を向くな」
それが私には
茨のようにとげだらけの
鞭を打ち付けるような言葉たち
できることなら
止まりたい
振り返りたい
戻りたい
下りたい
でも来てしまった
思ったときにはもうここまで
戻りたくても
下りたくても
それは決してできない
だから
行くしかない
進むしかない
上るしかない
それしかない
悔いてもどうにもならない
それはこの身が知っている
それでも悔いてしまうのは
「仕方のないこと」なの?
戻れない
下りられない
「ダメだ、こんなに悔いては」
頭はそう思ってくれる
でも肝心の心は
悔いるのをやめてくれないの?
あゝもう
「歩いている」気がしない

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Tシャツびゅんびゅん
透明な空気
澄んだ静寂
凍える掌
小雨が
暖かく包む
*補足
おはようございます
今日は小雨の中の朝散歩
掌が冷たいですね。
日一日と寒さが増しています
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
風が
騒めく
風鈴の音
連音
恋音
お慕い候
心の嵐
恋慕囁く
*読み方
風鈴の音(おと)
連音(れんね)
恋音(れんね)
恋慕(れんぼ)
*おはようございます
朝散歩中、風に吹かれる
季節外れの風鈴の音たち
が耳に残りました。
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
記憶の
メリーゴーランド
が動き出す
ゆっくりと
煌びやかに
静止画像
みたく
そっと流れる
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
やるせない
気持
果てしない
コスモ
八方塞がり
の言霊
無限大
原初の物語
*読み方
八方塞(はっぽうふさ)がり
原初(げんしょ)
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
沈黙に
亀裂が
入った
僕は祈る
私も祈る
皆な祈る
*読み方
皆(みん)な祈る
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note


Tシャツびゅんびゅん
明け方
全てに
おはよう!
全ては完璧
これで
いいのだ!!
#詩的小品
#自由詩
#創作詩
#短文詩
#note

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