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#冬の隠岐路編





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夜は短し、旅せよtrain
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サンライズ出雲の遅延で予定が狂った。予定なんて初めからないような旅なので、多少は遅れても本日最初の目的地には向かうように努めた
米子には9:04分到着予定であったが、実際には10:00を過ぎており、私が乗るはずだった倉吉行きの普通列車はすでに本日の時刻表から飛び出してしまっていた
仕方がないので、予定の全てを1時間遅らせることに…といかないのが山陰地方の交通事情。この人口流出の著しく激しい地方で公共交通機関を一本逃せば何かを諦めないといけなくなる場合が多い。今回は廃線跡からの帰りのバスを諦めてタクシーで倉吉駅へ向かうことに
廃線をたどり、手配したタクシーから降りて来たのは色黒の運転手であった
タクシーに乗り始めてからの沈黙は数秒で破られて、男はおもむろに話し始める
あ、この人はお客さんと話しながら運転するのが好きな方だとすぐにわかった
隠岐の島の話から、離島の話に移り、彼がかつて船乗りであったことを教えてくれた
私が富山出身だと聞いて、富山の小さな港町の子と高校の時に付き合ったことがあると言うので、どうやって付き合ったかを問えば、インターハイの時に気になった子がいたから声をかけてみたら遠距離恋愛が始まったという
当時はSNSもメールもなく、定期的に文を交わしてたまに電話するほどのコミュニケーション、結局は自然消滅してしまったそうだが。
話を聞いていくうちにこの運転手は、日本各地での滞在経験から、津々浦々の方言が身体に染み込んでしまったようで、こんなことを言い始めた
「地方に行ったら、その地方から遠い地方の方言をわざと話して、地元の人ではないことを皮切りにその地元の人と話すんです。そうすれば話題が膨らんでおすすめの郷土料理を知りたいと誘い出しやすくなる。仕事で出港する前日に一夜限りの恋沙汰になっては遅刻して何度も上司に激昂されたことはいい思い出ですね」と。
たしかに標準語で話されるのと、方言で話されるのでは、方言の方がどこか柔らかくどこか温かい。方言は敬語で話しても方言が混ざってしまうので、受け手にとっては親しみやすくなるのやもしれない、と納得しているうちに20分のタクシーは、はや倉吉駅に到着
この人とは、サンライズ出雲の遅延がなければ会えなかった人だと思いつつ、タクシーが黄昏に消えていくのを見送った
#冬の隠岐路編





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(2021.07.21〜07.27)
旧友たちが企てた旅行で、京都を経由し姫路で合流したあと福島県は会津地方へ向かう。ところがその道中に1人青春18きっぷで北に向かってしまった男。何かを思い出すかのように燻んでいた目の色を取り戻していく。
本編はこちら→ #関西東北道南編
🔳13日の北海道編
(2021.11.04〜11.17)
人生史上最長の旅行記。北海道を鉄道のみで一周するという企てを実行に移す。人為が及ばない大地のなかで心の原点回帰を旅路に託した。冥土の土産にラインナップされる思い出の一つ。
本編はこちら→ #13日の北海道編
🔳九州周遊編
(2022.03.20〜03.26)
そういえば南九州(宮崎・鹿児島・熊本)に行ったことがないな、から始まった旅路。転生前アカウントで初めて自分の移動録を投稿にした。今回も懲りずに青春18きっぷで行く弾丸ツアーとなっている。
本編はこちら→ #九州周遊編
🔳冬の隠岐路編
(2022.12.19〜12.24)
隠岐島に呼ばれている気がする…そんな衝動を隠しきれずに冬の海原を越えて隠岐の島に向かう男。ただ向かうのもいつもの道。そこで寝台特急サンライズ号の乗車を思索し、東京からはるばる山陰地方へ向かう。島から帰ったが大寒波で旅路の中断を余儀なくされる…
本編はこちら→ #冬の隠岐路編
🔳続隠岐路編
(2023.12.14〜12.17)
一年前の旅路の再開がテーマ。中断後の出雲市以西を過去に遡って可視化させていく。果たして隠岐路編を完結することができるのか。
本編はこちら→#続隠岐路編


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永遠の嘘をついてくれ

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