『ラーヤと龍の王国』2021年/アメリカ/107分ジャンル:アニメ/アドベンチャー/ファンタジー/コメディ監督:ドン・ホール/カルロス・ロペス・エストラーダキャスト:ケリー・マリー・トラン/オークワフィナ/ジェンマ・チャン/ダニエル・デイ・キム【あらすじ】龍の王国“クマンドラ”ではかつて、聖なる龍に守られ人々は平和に暮らしていた。だが、邪悪な魔物が現れたことですべての龍が犠牲となり、人々は信じる心を失った。500年後、龍の石の守護者の娘・ラーヤは、世界を救う鍵となる“最後の龍”を探す旅に出る……。【見どころ】① 東南アジアっぽい舞台。② 異色なプリンセス。③ 裏切りから始まる物語。④ 王国の過去。⑤ 龍のシスーのキャラ。⑥ 信頼と友情。【感想】東南アジアが舞台というディズニーにしては珍しい設定。プリンセスのラーヤも勇ましくて、いわゆる“お姫様”という感じではなく、恋愛の描写も一切ない。さらに世界観も暗い。序盤から友に裏切られ、しかも凶悪な魔物が解き放たれてしまう。作品のテーマは信じること。相手を信頼しようとするラーヤの勇気は胸に響いた。でも何も疑わずに初対面の相手を信じるのは、信頼ではなく無謀なんじゃないかな。その相手が敵国の人間ならなおさら。龍のシスーがいい意味でイメージと違った。全体的に暗い物語だけど、シスーや仲間たちのノリがとても軽やかで、そのギャップが新鮮だった。信頼は一度失うと取り戻すのが難しいもの。家族や友人は絶対に裏切りたくはないけど、意図せず裏切ってしまうこともある。大切なのは謝る姿勢だったり、人の過ちを許せるような心の余裕を持つことなんだろうな。#映画 #ディズニープラス #冒険ファンタジー#ラーヤと龍の王国 #ディズニー映画