目の前で煌めく希望は、今や最大の絶望へと変貌した。透明な壁に額を押し当て、乗組員たちは自らの空虚さに打ち震える。自分たちを運んできた万能の宇宙船は、ここではただの巨大な棺桶に過ぎない。自ら考え、苦悩し、汗をかくプロセスを捨てた彼らは、光の中に招かれる資格を永久に失ったのだ。すぐそこにあるはずの楽園を、ただ硝子越しに眺め続ける。それは、思考を放棄した種族に与えられた、最も残酷で静かな刑罰だった。#偽典・星海への階梯