「人と人が出会う確率は、奇跡みたいなもの」って誰かが言ってた。でも、多分それは、もっと地味で、不器用で、見落とされやすいものだと思う。昔、大学時代の友人と毎年行ってたスノボ。「たまには女の子誘ってみる?」っていって彼が誘った女性。その時は会話もほとんどなく、記憶もぼんやり。もう二度と会うこともない、通りすがりの他人で終わると思ってた。でも、1年以上たったある日、SNSに届いた友達申請、名前に見覚えがなくて「誰だっけ?」としばらく考えた。共通の友達に地元の友人がいて、誰か結婚して苗字変わったか?とか思った。でも、もう1人共通の友達として一緒にスノボに行った友人が出てきて、ようやく思い出した。あのときのスノボの人だ。大学時代の友人がスノボに誘った人は、俺の地元の友達の親友だった。それがきっかけで、4人で集まって遊ぶようになった。会話をするようになって、連絡をとるようになって、気づいたら、今も隣にいる人になってた。ほとんどの偶然は、気づかれずに通り過ぎていく。でも振り返ったとき、「あれがきっかけだったのか」とようやく意味が生まれる。人生って、“特別な瞬間”よりも、“特別になりそこねた瞬間”でできてるのかもしれない。だから何だって話だけど、こういうの、つい考えちゃう。#偶然を大切にしたい人 #夫婦