【読後感】本のタイトルにノックアウトされる事がある。手に取りそのタイトルから勝手に想像をする。あえて前情報無しに読み始める。この本はそんなタイトルで想像したモノを越えてきた。そして読み進める内、読み終わるとより、ズシンとくる。わかる。そしてわかりすぎて苦しい。どこにでもいて、どこにでもある。すごく身近な世界。それぞれが主人公でありながら無責任で他責で感傷的で言い渡された無罪さえ心苦しくて軽い言葉に舌打ちをしながら本心なんて誰にも言わず言えずにいるのに忘れられることが怖いのに見られたくなくてかといって赦せないから赦されるとも思っていない軽々しく誰かの心を推察しては見当を間違えて聖人なんかいない、さらさら私は成れないと自分の事さえ嘲笑するこの世の中は生きづらい?私はそれでも誰かに必要とされたいあなたじゃなきゃだめだと言われたいささやかだろうかだから頑張れることもあるんじゃないのかでもそれが生きる糧であり意味なのではないかそう思う私は甘い勝手に頑張って期待して疲れて悩んで折れて辞めるそんなことを繰り返している私は、あなたは、だれかのどうでもいい人そう簡単に思えないよだからこの本はズシンとくるんだ#きみはだれかのどうでもいい人 #伊藤朱里 #読後感 #読了