僕が一番感動したのはあるロケでした玄関のドアを開けて声をかけたら家にいたのは全員女性大ばあちゃん 中ばあちゃんお嫁さん 孫の女の子四世代で暮らしてる家だったわけ"男の人は仕事が終わったらみんな 帰ってくるんだ "って言ったらそれまで明るかったおばあちゃん二人が途端に暗くなっちゃったのお嫁さんの旦那さんが前の年に亡くなってたんですその時に ぼくの中にひとつお嫁さんへの疑問が出てきた"旦那さんが亡くなって 一人になったのなら 実家の両親が帰っておいでって 言うんじゃないの? "するとお嫁さん"うん いつでも帰っておいでって 言ってくれてるよ…でも帰らない"そしたらお嫁さんがちょっと天を見上げてニッコリ笑ってこう言ったの弾んだ声だったな…"だって私の好きな パパの生まれた家だもん"その時ぼくの目からボロボロッと涙がこぼれた気持ちも言葉も すごくいい最高のお嫁さんだと思ったね大ばあちゃんと中ばあちゃんも涙を流していた今のセリフ泣けるねってぼくが言ったら二人が"言葉もよかったけど それよりもっと嬉しいことがある"って私たちの大好きなこのお嫁さんがいつか"実家に帰る"って言うんじゃないかと ずっと心配でしょうがなかったから…その心配が消えた幸せで涙が止まらない"欽ちゃん いい質問をしてくれてありがとう"なんてことのないぼくの質問が最高の質問になったんだね…そのあとのおばあちゃんたちのセリフがまたよかった"こんないい子が ずっと家にいてくれるって 欽ちゃん 私たち幸せでしょ"ぼくはもう涙が止まらなかったよいい言葉は人を幸せにするんだ#萩本欽一#人生後半戦これでいいの