「ドライブ・マイ・カー」を観ました。今まで観たいとも思っていなかったのだけど、「マイ・ブロークン・マリコ」を借りるついでに、何となくパッケージが目について、つい手に取ってました、ゲオで。個人的には超名作として認定している大好きな作品「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」といくつか共通点がある。・妻を失くす・主人公は少し壊れている・伏線が冒頭から張られている・伏線回収するたびに、おお〜ってなる・ワケアリな登場人物たち・再生の物語・一度観ただけではモヤって満足できない・ゆえに何度も観てしまうつくづく僕はこうゆう作品が好きなんだなぁと思う。さて村上春樹氏の長編作品は、短編作品を再構築して書かれることがよくある。この作品は村上氏の短編を膨らませ、上手く3時間の映像作品に作り変えている。原作の村上ワールドを損なわずに、濱口監督色を上手く敷き詰めて、言葉と映像の余韻を幾重にも重ねて魅せてくれる、そんな印象です。ワーニャ伯父さんこの作品をうまく絡めてシンクロさせている、とても凄い脚本。さすが賞を獲るだけあるなぁ🤔どれだけ理解しあっているはずの相手でも、他人の心をそっくり覗き込むのは無理です。自分が辛くなるだけ。でもそれが自分自身の心なら、努力次第で覗き込みことができるはずです。結局のところ、僕らがやらなくちゃいけないことは、自分の心と上手に正直に折り合いをつけていくことではないでしょうか?本当に他人を見たいと思うなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないです。僕はそう思います。このセリフの岡田将生さんとてもいい感じでした。愛が片翼の旅なら羽ばたけもせず遠く悲しみの岸辺に打ち上げられたまま#映画の世界 #映画館で観たかった #人は正しく傷つくべき