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ロシナンテ
気温はだだ下がり、凍えるくらい寒いのにそれでも街は不思議と暖かそうに見える。まるで白い毛布を被ったように。
いつからだろう、雪が降ったとき、地面にだけ目を向けて歩くようになったのは。昔は空ばかり見ていた。舞い落ちる六花が綺麗で捕まえたくて手を伸ばしたり口を開けたりしてはしゃいでいた。
でもいつの間にかやれ、電車が遅れるだの雪かきしなきゃだの現実的な事しか考えられなくなり、純な心が失われているように思う。
童心に帰って純粋にはしゃいでいたら、近所の子供たちに若干の後退りと白い目を向けられてしまいました。
#ロシナンテ小噺
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ロシナンテ
内面から零れる表情は人の数だけありますが、いづれにせよ頭の中には友人や家族、恋人など大切な存在がいるのでしょう。
一方で、自分には待てど暮らせど想い人はやって来ない事がはっきりしているからなのか、頭の中ではセンチメンタルを誘う曲ばかり浮かびます。
きっと君はこない。1人きりの…
Last christmas, I'll give you my heart but very next day...
来年はシングルで迎えるジングルの記録が止まるといいな。一抹の哀しさと悔しさをバネに
今宵、涙堪えて奏でる愛のSerenade…
ｸﾘｽﾏｽ男子ｼﾝｸﾞﾙ 23年目
どうもロシナンテです。
#ロシナンテ小噺
5ロシナンテ
などという甘々な歌詞の曲がたれ流される昨今。皆様は一体どんな心持ちで在らせられるでしょうか？
因みに私はというと、
「時間」 「健康」 「目覚めの良い朝」
という夢もへったくれも無いものを切望する日々を送っております。
ｸﾘｽﾏｽ 男子ｼﾝｸﾞﾙ 22年目。
どうもロシナンテです。
今年ラスト出勤、行って参ります。
#ロシナンテ小噺
7ロシナンテ
その対極にある"失恋"は視力を戻してくれる、良い薬と言えるかもしれません。
私はいつだって視界がクリア。
どうもロシナンテです。
#ロシナンテ小噺
9ロシナンテ
何て返すのが定石だったのかな…
後悔しても後の祭り。時すでに遅し。
重厚な鋏で次々と切られていく髪の毛のように私の中の何かが切り落ちていく音が聞こえた。
帰りの電車内、換気・入れ替えのために循環する空気が崖のように切り立った私のもみあげを撫でる中、ドア越しに私の姿が写る。
それは、いつの年かの夏の暮れ。路肩に横たわる蝉の骸に酷似していた。ある種の儚さや哀れみを含んでいるようだった。
さぁ、また明日も働こう。
スッキリ リフレッシュした毛髪と一抹の空元気を携えて…。
#ロシナンテ小噺
3ロシナンテ
GW最終日。明日から再び始まる仕事に備えて散髪をしに、萌えと電化製品が蔓延する街。
秋葉原へと赴く。
渋いがどこか昔ながらの趣を感じる店内、こんな私にも気さくに話しかけてくれる店主。
理容室と美容室、双方の良いところを兼ね備えたようなお店だ。
日本の中枢である千代田区の一部にこんな所があったのか。まるで、東京という名のコンクリートジャングルで野生の麒麟を見た感覚だった。
つづく
#ロシナンテ小噺
1ロシナンテ
【予防接種と渾身の笑顔】
ある時、インフルエンザの予防接種に行ってきました。その日は予約を夕方にしたことも関係し、待合室は小さなお子さん連れでごった返していました。注射に慣れていないのか、次々と聞こえてくる泣き声。診察室から出てくると案の定、ぐしゃぐしゃの泣きじゃくり顔です。
「よく頑張ったね！えらい！」と心で念じながら満面の笑みで待ち構えていると、顔を見るやいなや更に泣き叫ばれてしまいました。
私の笑顔は注射以上の恐怖だったのでしょうか…？突然、襲った衝撃と悲しみは私の心にチクリと刺さりましたとさ。 めでたし×2
#ロシナンテ小噺
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