さきほど#百田尚樹「#モンゴル人の物語」をAmazonに発注した。5年ほどぶりの新刊購入とあいなった。定年後のビンボー暮らしでは真っ先に本代を削るほかはなかったからだ。書斎に溜まった積読本を切り崩しながら、愛読書を再再読しながら日々を送ってきたのだ。とはいえ私は百田氏の良い読者ではない。小説は「夢を売る男」のみだ。大ベストセラーの「永遠のゼロ」さえも知らない。 けれど宮崎市定や岡田英弘を師匠に長く東アジア史に親しんできた身としては、小説家百田尚樹が語るモンゴル史はどうしても無視ができなかっのだ。遊牧民たるモンゴル人は、土地に縛り付けられた農耕民族たるチャイニーズを、チンギスハーンの昔から、そして今も徹底的に軽蔑、侮蔑していると聞く。でも内モンゴルはチャイニーズの支配下だ。その憤懣は想像にあまる。すごく同情している。この連休に読む。傑作の予感がしている。