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ろびのわーる

ろびのわーる

『クローズド・ガーデン』

2017年/アメリカ/123分
ジャンル:宗教/ヒューマンドラマ/青春
監督:マーガレット・ベッツ
キャスト:マーガレット・クアリー/メリッサ・レオ

【あらすじ】
1960年初頭のアメリカ。カトリック系の学校で神に恋をしたキャスリーンは17歳で修道院に入ることに。そこでは修道院長マザー・クレアの厳しい指導により、シスターを志す少女たちが修練を重ねていた。しかし彼女たちはカトリック教会を揺るがす事件が迫っていることを知らずにいた……。

【見どころ】
① シスターになることの意味。
② 修道院のルールと罰則。
③ キャスリーンの葛藤。
④ 修道院長の厳しさ。
⑤ カトリックの変革。

【感想】
信仰とは何かを考えさせられる。
シスターは神の花嫁。相手が神なのでシスターは完璧な花嫁でいることを求められる。それを実現させる唯一の手段は、決められた規則を全て守り続けること。もし破れば信頼を失うだけでなく、厳しい罰則が待っている。

そもそもその規則や罰則は誰が考えたものなのか。それは神に成り変わった権力者たちが自分の都合で決めてきたこと。修道院長のクレアはまさにその象徴的な存在だった。

後半にカトリックの改革があり、熱心なシスターたちが動揺する様子がシニカルだった。働き方改革を受け入れられないブラック企業の社畜どもを思い出した。

正しさとは誰かが決めたルールに従うことではなく、常に何が正しいのかを考えることなんだと再確認できた。

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