6月30日【アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓】観ました。アルメニア、アメリカ合作映画。アルメニアの映画っておそらく初めて観たかも。そもそもアルメニアといったらSystem Of A Downくらいしか思い浮かばないくらい無知だし。幼少の頃の主人公がオスマン帝国によるジェノサイドから逃れるため渡米し、大人になった現在ソ連統治下のアルメニアへと帰郷する。しかし無実の罪で投獄され彼が出来ることは独房の窓から向かいの家を眺めることだけ。そこで暮らす夫婦の生活を眺め共に食事をしたり踊ったり、それだけが彼にとっての唯一の自由。そしていつしか塀の中と外でささやかな絆が生まれる。いい映画だった。まるで『ライフ・イズ・ビューティフル』のような心に染み入る作品。悲劇なんだけどちょっとコミカルで喜劇なテイストもあり重苦しくなりすぎない。主人公の名前がチャーリーなので看守からチャップリンと呼ばれるが悲劇の中にユーモアを交える作風そのものがチャップリンの映画に通ずるものがある。そしてなにより主人公がいい人すぎる。独房の中で体罰まで受ける過酷な環境なのに自分のことより他人の夫婦喧嘩に心を痛めたりする。不自由な身からよその家庭を覗き見るのはヒッチコックの『裏窓』から着想を得てるのかな。アルメニアの民族音楽も素晴らしく異国情緒たっぷりですこしコミカルなところはエミール・クストリッツァの作品っぽさもある。ちなみに映画に出てくるアララト山は国章にもなってるほどアルメニア人にとってのシンボルでもあるらしい。いい映画を観たなぁと思える作品でした。P.S. せっかく音楽もよかったのにいくら探しても見つからず。なので映画とは関係のないアルメニアンフォークを適当に貼りました^^;#アメリカッチ #コウノトリと幸せな食卓#アルメニア #マイケル・グールジャン #民族