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あやめ（小説の化け物
すさまじい
自分なりに理解したのに、その上で精算できない語彙というモノの存在を、今初めて体験した。
僕はこの1つの頂きを渡れるだろうか？
僕は本書を通して世界観を旅できるだろうか？
血肉にすることはできなかったとしても、僕の経験として精算できるだろうか、いや、しなくてはならない。そう思えた。ふるえた。
ヘルマン・ヘッセ。ヘッセの言葉は、まるで、恐ろしく鋭い矢尻のようだ。矢尻のように深く精神にまで喰い込んできた。
#ヘルマン・ヘッセ#ヘッセ#詩集
10
かすみ
友人はその頃､恋愛で､悩んでいて､私も将来について悩んでいて､悩みの渦中だった私達は､お互いの話を打ち明けていました｡
友人は小説のある一節を私に､教えてくれまし
｢…愛は願ってはなりません｡要求してもなりません｡愛は自分の中で確信に達する力を持たねばなりません｡そうなれば､愛はもはや引っ張られず､引きつけます…｣
「デミアン」
ヘルマン＝ヘッセ
この言葉を言い聞かせながら､過ごしていると､彼女は何度も言っていました｡
当時､彼女の恋愛に否定的だった私は､必死で彼女を止めていました｡
…その後､彼女は幸せな結婚をしたのだけど…
今は､あの時の彼女の気持ちも､人間の心の弱さもちょっとは、分かる気がします…
…彼女が教えてくれた、あの言葉の意味を､私は今も分からないけれど…
…私がその小説を姉に薦められて初めて読んだのは､10代の頃でした｡
｢…鳥は卵からむりに出ようとする｡卵は世界だ｡生まれようとする者は､ひとつの世界を破壊せねばならぬ…｣
｢…どんな人間の生活も､自分自身へゆく道であり､道の試みであり､小路の暗示である｡かつて誰1人として､どこからどこまで､彼自身であった人間はない(中略)我々は互いに理解し合うことができる｡…しかし誰でも､解明しうるのは､自分自身だけなのである…｣
またもう一度､この本を読み直そうかと､思っています🌟
#親友
#言葉
#小説
#ヘルマン・ヘッセ
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9
読書術研究家
・車輪の下
・幸福論
・郷愁
・青春は美わし
・シッダールタ
・メルヒェン
・知と愛
ヘルマン・ヘッセ
高橋健二訳
#ヘルマン・ヘッセ #読書尚友 #読書 #文学
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地獄は克服できる「どこかあるところに」
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