共感で繋がるSNS
人気
Marleaux D

Marleaux D

*昨夜の流れで思い出した青臭い厨二話です。どうぞ読み飛ばしてください。

高校時代に初めて組んだバンドのドラマーKは、私とは真逆のタイプだった。見た目も性格も、自分の外見に妙な自信を持っているところなど(ドラマーというより寧ろドラ息子)最も違うと感じていた。奴との共通点といえば、同じ店でこっそり部分パーマ(!)をあてていたことぐらいか。余談だが当時の私のバンド仲間達は、まるで見た目重視のオーディションでも通したんじゃないかと思えるぐらいのイケメン揃いだった。だが、その中にいて、Kの造形だけは私の美的感覚からは若干、、いや正直かけ離れていた。Kとは2年の時、同じクラスになり仲良くなったのだが、よくもあんなに喋り続けていられるなと思うくらい呆れるほどの長話をした。今思えば、互いの意見や主張が違ったからこそ面白く、異論をぶつけ合うことができたのだろう。1年の時仲良くなったのが、同族嫌悪するほど部分的に似通ったタイプだったので、Kとの交流は余計に新鮮だった。

3年になりKとクラスが別れると、特定のグループに属したり、連んだりすることを元来好まない私は、その日の気分で気ままに行動し、昼食を食べる相手さえも日替わりにしていた。だがこの頃、休み時間になると頻繁に別のクラスのNが私を廊下に呼び出し話をするようになった。
彼女は1年の時のクラスメイトで入学式のその日に私が一目惚れをした相手だった。帰宅部だった彼女を同じ軽音部に誘い入れ、部長の職権濫用で書記?に指名した。因みに彼女といつも行動を共にしていたWまでもを副部長にして引き入れた。当然別に役職など何でも良く、単純に多くの接点が持ちたかっただけなのだ。いくら若いからってやりたい放題じゃないか⁉︎だが軽音ほど適当な部もなく、それぞれの自主性に任せ過ぎて、自主練習する者、ただ単に聴きにくるだけの者など出欠すら区々だった。それでも頻繁に彼女は私の歌を聴きに来て、時にリクエストもしてくれた。役職が功を奏したのかどうか?しかし、そんな私の心情は後輩達を含めた周囲の誰の目にも手に取るようにバレバレだった。そのくらいに露骨だったことを後年同じ部員だったMが証言している。

(続く)⬅️本当に???


#長い独り言
#ホント青臭い厨二だわ
#これ多分ただの思い出話でオチはないよ
#バレンタインウィーク



GRAVITY

何色でもない花

Hikaru Utada

夜更かしの星夜更かしの星
GRAVITY18
GRAVITY14
関連検索ワード