お寺がある。霊験確かなお寺で、観光客も多い。そのお寺の奥の院は、３つの柱のように切り立った奇岩の上にある祠で、そこに詣でると1000日坐禅したのと同じくらいの徳を得られるという。しかし、そこに至るには足場として、そして手摺として張られた2本のロープを当てにするのみで、転落すれば命の保証は無い。私は何故か無い勇気を振り絞ってその奥の院に詣でることにした。一つ目。この岩は足場がしっかりしていて、さらに渡るためのロープも短い。難なく渡り、詣でた。1000日の坐禅の徳を得る。二つ目。一つ目よりかはロープも長く、岩自体も細いが、しかし、特に難しいものではなかった。2000日の坐禅の徳を得る。三つ目。渡るためのロープのみならず、岩場に着いても手摺として、足場としてロープが張られている難所だ。他の二つよりも圧倒的に困難なのが目に見える。この祠にはロープは２ルート用意されていた。「速い人とゆっくりな人で分けるのかな？」そんな風に思いながら渡る。ビビりながらもなんとか渡り、手摺に捕まりブルブル震えながらも詣でた。3000日の坐禅の徳を得る。しかしその時！！他の若いグループがこの祠を目指してやってくるのが見えた。ワイワイキャーキャー、ヤバイヤバイ言いながら二つのルートに分かれてやってくる。間も無く岩に到達するという時、私は察した。「あれ？入れ替われなくね？？？？？」そう思うと私は急に背中に冷たいものを感じた。入れ替わるのに失敗すればどちらかが、あるいはどちらもが落ちるかもしれない。下を覗くと私が今まで経験したこともない高さだ。落ちたら、確実に、死ぬ。生唾を飲み込む。どうしよう！そう考えながら若者たちを眺め、また、下を覗く。すると、足を滑らせた。あ！！！！落ちる！！！！というところで目が覚めた今日の夢でした。怖かった。でも転落の夢って割と良い予兆らしいのでオッケーです！#夢の話をしよう #アイハバDREAM #アメリカンドリーム #ナイトメアーー #夢
