『ドライビング Miss デイジー』1989年/アメリカ/99分ジャンル:ヒューマンドラマ/コメディ監督:ブルース・ベレスフォードキャスト:ジェシカ・タンディ/モーガン・フリーマン/ダン・エイクロイド【あらすじ】自動車事故を起こした母デイジーのため、息子ブーリーは黒人ホークを運転手として雇う。勝手に雇ったことに腹を立てたデイジーはホークと距離をとっていたが、2人は次第に心を通わせるように……。【見どころ】① デイジーの高潔さ。② ホークの人間力。③ 絆が生まれてゆく過程。④ 人種や宗教を超えた友情。⑤ アカデミー賞4部門受賞。【感想】ホークの人間力が素晴らしい。決して敬意を損なわず、相手の顔色を窺いながら適切な言葉選びができる。そして時には忍耐強く、時には良心に訴えかけ、堅物デイジーの日常にじわじわと入り込んでゆく。気づいたときにはデイジーにとって無くてはならない存在に…。デイジーの高潔さも素敵だった。黒人で宗教も違うホークを対等に扱うのも、曲がったことが大嫌いだから。人種差別の残るこの時代で、そんな白人は少なかったはず。読み書きのできないホークに、デイジーが言葉を教えるエピソードが胸熱だった。最初は人を寄せつけなかったデイジーが、終盤は表情も柔らかくなり可愛らしくも感じた。やっぱりモーガン・フリーマンはすごい。台本には書かれていないであろう声のトーンや表情の豊かさに、人としての魅力を感じた。#映画 #UNEXT #ヒューマンドラマ#ドライビングmissデイジー