#化粧品の研究開発 テクスチャーの話。スキンケアの開発やってるとよく出てくる悩ましい問題。それはテクスチャーって、感じ方人それぞれで、表現の仕方も人それぞれだから、そのすり合わせに苦労するってこと。あるクリームを開発するとする。企画担当Aさんが、処方担当Bさんに言う。A『コクがあるけど塗りやすくて、仕上がりはもっちり吸着感のあるテクスチャーにしたい』Bさんは、処方設計する上でもっと具体的なことを聞き出したいので、Aさんに言う。B『コクというのは、塗ってる時の厚み感ですかね?それとも塗る時にやや重みを感じるイメージ? 吸着感というのは?肌にクリームが密着する感じ?』ちなみに、厚み感は水溶性ポリマーの種類や、グリセリンのような多価アルコールで出せたりするが、重みだと、また違う成分でないと出せなかったりするので、Bさんは頭の中で処方をイメージしながらヒアリングしている。それを受けてAさんが言う。A『なんて言うのかなぁ。みずみずしいってよりも、こっくりした感じ。でも伸びはよくないと使いづらいから硬めのジェルみたいに伸びてく感じにしたい。吸着感は、CMでよく見るじゃん?ほっぺに手を当てて、離した時にほっぺが手に吸い付いてくる、あんなイメージ!』ここでBさんは衝撃。Bさん心の声『え!?吸着感ってそっち!?聞いといてよかったー!』B『なるほど、よくわかったような、分からないような。なんとなくイメージはできたので、ちょっとサンプル作ってみますね。』こうしてBさんは処方設計をスタートしていく。この先、泥沼のテクスチャー地獄が待ち受けていることは、まだBさんは知らない。#スキンケア #テクスチャーむずい #化粧品