最近、Gravityというアプリにハマっているお気に入りの投稿者を見つけたからだそのひとは言った実際の美醜など、どうでもよいのです大切なのは、美しくあろうとしていることそのために努力をしているかそれだけです美しいか、ではなく美しくあろうとする姿勢その生き方が美しいのですよわたしはこの言葉に胸を打たれたこのひとの投稿は、時に厳しいけれどその奥底に、そこはかとない優しさを感じるわたしのかつてのあだ名は、ジャイ子だった太っていたからだろうか髪型が、おかしかったからだろうか顔が、醜かったからだろうか自分に自信がなかったわたしは、そのあだ名を受け入れてしまった怒りはせず、えへへと笑ってしまった長い間、ずっとそのあだ名を背負って生きてきたでも、先日思いがけず初めての告白をされたわたしは、その後で泣いてしまった人目もはばからず、おいおいと泣いてしまった嬉しかったとか、悲しかったとかそういう単純なことではなく告白をしてくれた、彼の気持ちを思ったわたしは、彼にうまく返事をすることができなかったただ、自分がそのあだ名に捕らわれ、今までずっと傷ついていたのだと知ったこの投稿者の言う通りだと思ったわたしは美しくあろうとすることを、放棄していたのだ自分に自信がなかった最もだと納得してしまったわたしなんか、と思ってしまった彼に告白され、そのことにわたしは気づいた今までの自分が、恥ずかしいと思った彼は、わたしの働く同じ会社のひとだった隣の課にいるひとだ告白された翌日わたしは勇気を振り絞って、彼に話しかけた何回か、食事や映画に出かけてわたしは彼に惹かれている自分に気がついた決して格好の良いひとではなかったけれど心の温かいひとだとわかったわたしはこのひとのためにも美しくありたいと願ったありがとうわたしは今、幸せです#恋愛小説 #ジャイ子ふたたび