『シザーハンズ』両手がハサミの人造人間エドワードは、博士が亡くなったことで一人取り残されていた。その屋敷に訪問販売で訪ねてきた女性ペグは、彼を発見し、自宅に招待することに。エドワードはペグの家族と過ごすうちに娘のキムに恋をしてしまう。両手がハサミのせいで、大切なものをことごとく傷つけてしまう悲劇。まさに“ハリネズミのジレンマ”。人を傷つけたことで、きっと自分の心も傷ついているはず。ピュアだから余計にかわいそうになる。意図せず人を傷つけてしまう性に、口下手な自分が重なって見えたりもする。ティム・バートンがジョニー・デップを初めて起用した作品。とにかくエドワードが可愛すぎる。衣装や髪型もスタイリッシュでめちゃくちゃカッコイイ。でもその見た目の美しさ以上に、純真無垢な存在感がいじらしい。対比的に人間の醜さが際立ち、やるせない気持ちになる。世界観が素晴らしい。ティムらしい廃墟も、バービーみたいな街並みも大好き。1990年の映画なので時代を感じる部分もあるけど、何度見ても新鮮さがある。#映画鑑賞 #アマプラ #シザーハンズ #ジョニーデップ #ティムバートン