『ザ・マスター』 第二次大戦終結後。帰還兵のフレディはアルコール依存によってトラブルを繰り返し、職場を転々としていた。ある日、酔って忍び込んだ船で、とある宗教団体を率いるマスターと運命的な出会いを果たす。いつしかフレディはマスターの右腕として行動を共にするようなるが...。マスターは催眠療法の使い手。催眠をかけた対象者の前世の記憶を呼び起こし、病を根源から断つことができたりする。フレディは猟奇的でアンタッチャブルな存在。マスターの催眠や人格矯正にも屈することなく自我を貫いてゆく。フレディとマスター、2人の出会いとその行く末までが描かれた作品。ちょっと難解だけど、この映画のテーマは「絆」なんだと思う。そしてマスターの催眠療法が真実か嘘かで、その絆が全く違って見えてくる。もし嘘だとしたら、二人の絆とは一体何なのか…。もしかしたらマスターに必要だったのは従順な信者ではなく、自分の思い通りにならない友人だったのかもしれない。ホアキン・フェニックス演じるフレディのキャラが強烈で印象的だった。マスターの包容力のある演技も素晴らしかった。このマスターは実在する宗教団体の教祖がモデルとなっているらしい。もし本当に前世の記憶が見れるならちょっと試してみたいかも。ちなみにU-NEXTで観られるのは9/7までなので観るならお早めに。#映画 #映画鑑賞 #UNEXT #ザマスター #ホアキンフェニックス