《合作作品》@モ! ×あお『化け物とコーヒー』***『その夜』「どうか私に安らぎを」そう言ったのは誰の唇だっただろうか?キャンドルの火が揺れているオレンジ色の土壁に、投影された影が化け物のように大きくなったり、揺れて消えたりその化け物は自分ではないのか?あの声もまた自分ではないのか?「ああ、私は化け物だ」そう語ったのはどこの場所だったであろうか?皆皆死に絶えて、声も聞こえない薄ら寒い深夜3時ガラスを隔てた向こうに見える街灯は遠く、立ち止まっている闇に押しつぶされるのを待っているかのようにあの街灯は自分ではないのか?近くに見える塀は黒く、闇夜に浮かぶ、雲も黒い夜の匂いは透徹で遠吠えをする犬さえ死に絶えていた耳をつんざく静寂に祈りを込めてこう言った「どうか私に安らぎを」墓を出た亡霊は部屋で呼吸をしている***『朝のささやき』薄ら寒い深夜3時そりゃ闇も深くなる化け物の体にゃちときついが朝の陽を浴びよう肩の重さはまだあるけれど光がほんの少し、背中を押してくれる「おい、化け物よ」心の奥の声が笑う「今日も生きるんだ、まあ、ほどほどにな」目を開けると、窓の外の空は淡く青く闇はまだ片隅にいるけれど私は息をして、足を踏み出す朝のぬくもりは、ちょっとした贅沢化け物だって、笑いながらコーヒーを飲める***『お昼だボンボコボン』カフェインで目が覚めた化け物は書類に追われる。安らぎは未だない。などと言っていると課長に睨みつけられた。右に飛んで左に跳んで昼のオフィスは大童今はあの静けさがただただ恋しい#化け物日和#コーヒーのある風景#ことばりうむの星#響き合う声たちイベント#自由合作アンサンブル