『サバハ』2019年/韓国/123分ジャンル:サスペンス/ミステリー監督:チャン・ジェヒョンキャスト:イ・ジョンジェ【あらすじ】新興宗教の取材を生業とする牧師が追い始めた新たな宗教団体。友人の僧侶の助けを借りてその実態に迫るうち、想像を超える深い闇と恐ろしい秘密が明らかになり…...。【見どころ】① TRICK感。② 新興宗教の設定が細かい。③ 仏教の世界観。④ 仏教だけじゃない。⑤ 終末論。⑥ 伏線回収⑦ どんでん返し。【感想】やばい。これめちゃくちゃ好きなやつ。観終わって語りたいけど語れる相手がいない。「新興宗教を調査する神父」なんて、カルト臭くてめちゃくちゃ怪しい。しかも神父役はイ・ジョンジェだからイカゲームのコミカルなイメージ。これはもしかして韓国版TRICKか?というのが最初の印象。でも蓋を開けてみるとガチなカルトホラー。とにかく設定がマニアック。調査する新興宗教は仏教の一派で、チベット密教をベースに旧約聖書の要素をミックスしたような宗教観。しかもオリジナルの経典まで存在し、事件は終末論がモチーフ。そこに地理や歴史なども絡んでくる。宗教ワードの数々に胸がときめく。ちょっとマニアックすぎて一般受けはしなさそうだけど。煽った割に結末はちょっと物足りないかも。コンスタンティンくらいやってくれても良かったのに。ホラー描写もそこそこあって、ミステリー展開も素晴らしかった。終盤の伏線回収からのどんでん返しは圧巻。パミョも良かったけどこっちの方が好き。この監督とちょっと語ってみたい。#映画 #ネトフリ #韓国映画#サバハ #カルト映画