『エレファント・マン』☘︎ あらすじ ☘︎19世紀のロンドン。医師のトリーヴズは見世物小屋でエレファントマンと呼ばれる青年メリックと出会う。メリックの姿に衝撃を受けたトリーヴズは、彼を研究対象として預かることに。初は怯えていたメリックだったが、知性あふれる人物であると発覚し...☕︎ レビュー ☕︎最初メリックはマスクを被っていて、しばらく中身が見えない。どうなってるのかがめちゃくちゃ気になるのに、なかなか見せてくれない。やっと見れた素顔が予想を超えていてビックリ。一体どんな理由でこんなことになるんだろう。歪んだ容姿と置かれていた境遇から、壮絶な人生を想像してしまう。メリックを守ろうとする医師トリーヴズの献身的なサポートに胸が熱くなる。彼の働きかけによりメリックの心の壁が少しずつ崩れてゆく。医師トリーヴスを演じるのはアンソニー・ホプキンス。見事な演技だった。悪役がいかにも悪そうなのがまた良かった。最初、メリックは可哀想でしかなかったけど、彼の知性や純粋さを知ることで愛らしく思えてきた。心を揺さぶられた。でもそれだけじゃなかった。メリックを奪われた見せ物小屋の主人が、トリーヴスに向けて発した「あんたこそ化け物を利用し、他の医者に見せびらかしている」という言葉にハッとした。自分も見せ物小屋に集まった観客なんじゃないかと…ひねくれた映画の観すぎかも。#映画 #UNEXT #エレファントマン #アンソニーホプキンス #デヴィッドリンチ