『ウォルト・ディズニーの約束』2013年/アメリカ/126分ジャンル:伝記/ドラマ監督:ジョン・リー・ハンコックキャスト:トム・ハンクス/エマ・トンプソン/コリン・ファレル/アニー・ローズ・バックリー/ポール・ジアマッティ【あらすじ】1960年代、ウォルト・ディズニーは、1934年に発表され人気を得た児童文学『メアリー・ポピンズ』の映画化を思いつく。是が非でも映画化したいウォルトと原作者のP.L.トラヴァースは意見を衝突させながらもハリウッドでの映画製作を模索していく……。【見どころ】① トラヴァース夫人の頑固さ。② ウォルトの熱意。③ 夫人と父親の関係。④ 制約と約束。⑤ 原題の意味。⑥ 役者の演技。【感想】頑なで捻くれきったトラヴァース夫人は険しい氷山のよう…彼女の心は切り立った断崖のように人を寄せ付けず、近づく者は吹雪のような冷たく厳しい言葉に晒されることになる。夫人からの度重なるダメ出しに、映画製作陣が四苦八苦していて可哀想になってくる。でも、どんな厳しい注文に対しても辛抱強く向き合おうとするディズニー側の対応は素晴らしかった。特にウォルト本人が夫人を説得するシーンは心を打たれた。なぜこんなにも偏屈な人物が、メリー・ポピンズのような夢のある物語を書けたのか。夫人の回想シーンにその手がかりがある。そして過去がわかると、彼女の見え方も少し変わってくる。完成した映画を鑑賞するトラヴァース夫人の表情に引き込まれた。夫人の父親への思い、そしてウォルトの果たそうとした約束…これまでのいろいろなものが浮かんできて涙が止まらなくなった。トラヴァース夫人役エマ・トンプソンの怪演とウォルト役トム・ハンクスの安定感。そして脇役の演技もみんな人情味があって素晴らしかった。原題は「SAVING MR.BANKS」。観終わる頃にはその意味がわかる。そしてメリー・ポピンズをちゃんと観てみようと思った。#映画 #ディズニープラス #ヒューマンドラマ #メリーポピンズ #ウォルトディズニーの約束