『ウェルカム トゥ ダリ』2022年/イギリス/97分ジャンル:伝記/ヒューマンドラマ監督:メアリー・ハロン【あらすじ】1974年ニューヨーク。画廊で働く青年ジェームスは、個展を控えるサルバドール・ダリのアシスタントを務めることに。しかし個展開催が迫っていても、ダリはパーティー三昧で作品を一枚も仕上げようとしなかった。【見どころ】① 一途なダリ。② ガラの存在感。③ 派手な暮らし。④ ジェームズの葛藤。⑤ ダリそっくり。【感想】ダリの全ての行動は、妻ガラのためのものなのだろう。ダリが浮気するのも、ガラの浮気を責めないためなのかもしれない。もしくはガラの気持ちを確かめるため。だからダリにとって浮気はフリでしかないのだろう。格好や振る舞いはふざけてるように見えるけど、芸術には真面目。芸術のためにガラを利用しているようでもあり、逆にガラのために芸術を利用しているようでもある。とてもピュアで一途な人なんだなあと思った。「絵とは“絵”として見せず、現実だと錯覚させてこそ意味がある」というダリの言葉に共感が止まらなかった。学生の頃、描いた絵がよくダリっぽいと言われていたのを思い出した。#映画 #UNEXT #伝記映画#ウェルカムトゥダリ #サルバドールダリ