「罔澪閑居」乾杯。張り付いた喧騒。はははは、と飛び交う笑いの粒子大丈夫私一一ちゃんと、空気に溶け込めてる。あはは、と。私から放たれた笑い声。その光景を、笑っている私ごとガラス越しに見つめているもう一人の私がいる。皆も同じだろうか。その笑顔の下に、同じだけの違和感をひっそり抱えているのだろうか。「あおさん歌って」「あおさん変顔撮るよー」リクエストに応え、ピントを合わせ、役割を演じる。その一挙手一投足を、画面の向こうから見つめている視線がある。冷たく、静かな…それは、私自身。お手洗いの個室。扉を閉める。外界の音が遠のき、世界が沈黙する。――やっと。頭上2mあたりに浮遊していた、あの冷たい視線を持つ私がストン、と身体の底へおりてくる。かすかに輪郭を取り戻す。ここは、誰もいない、たった一人のアクアリウム。#アクアリウムのからの景色#霞のような違和感#飲み会#夜露死苦フェス#ことばりうむの星