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がじゅまる

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ぼやぼやしていると言い表したことに、少し引っ掛かりを抱いていたのだ。

ぼーっとしていている様や迂闊にしていることに触れ「ぼやぼやしていると〜」と注意を促す際に用いられたりもしますね。この場合は擬音語・擬態語を細分化した分類では擬容語というのに当てはまるみたいです。金田一春彦が1978年に解説してるとのこと、じっちゃんの名にかけて。

「炎や湯気などがさかんに立ちのぼるさまを表わす語」としては、浄瑠璃の太功記を出典として昔から使われてきているようです。髪の毛や草がまとまりなく生えてる様子も野村監督のぼやきも火事のボヤも、共通していることが感覚として理解できるほぼ同じような状態といっていいでしょうか。

富士の頂きに太陽がすっぽりと姿を隠した直後の、コニーデ型の山容と西の空の境目のぼやぼやとしたぼやぼやの実にぼやぼやたる様よ。

昨日の日没後、「ぼやぼやしていないで、急げばゴールデンアワーの西の空を見れるわよ」と自転車を安全かつのんびりとかっ飛ばし、ぼやぼやしていない富士山が見える程度のギリギリの明るさのハッピーアワーに間に合いました。いつもの高いところで。

放置していた自転車をつい先日メンテナンスしていなかったら見に行こうともしなかっただろうし、近くにいたマダム曰く「毎年来てるけど2日も連続で見れることなんてなかったわよねぇ」と天気にも恵まれた。

「有為転変は世の習い」である。

今日の後に今日なし、ぼやぼやするなよ。


#ぼやぼや報告書
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