反対です。理念はともかく、現実的に不可能なばかりか議会制民主主義の根本を壊してしまいかねません。例えばの話ですが1位の内閣総理大臣が自民党、2位の副総理が立憲民主党、3位の官房長官が日本維新の会から選出されたとして、果たして迅速で信頼性のある政権運営は可能しょうか?すったもんだの挙げ句何も決まらず前に進まない内閣が出来上がる予感しかしないのですが...内閣の構成員の人事権は得票数1位である内閣総理大臣の専決事項にした方が無難な気がします。と言うか閣内不一致を防ぐにはそれしか手がありません。けれども、得票数第2位の人物が入閣できず、内閣に何の影響力も持てない状況で民意が何の意味を持つのか..,もちろん政党がなくなればそんな心配もないのかも知れませんが、それでは昔の大政翼賛会と何ら変わるところがないのでは?次に選挙にかかる費用を考えてみましょうか。全国一律となれば、PRに費やす金額も安くは済みません。個人にせよ団体にせよ、大々的にPRできる資金力のある者に有利な展開になるのは明らかで、従来の「草の根」的な選挙活動は絶滅する事になります。そして最後に、付和雷同しやすく軽佻浮薄な国民性。「みんなに好かれる人」が必ずしも「仕事のできる人」とは限らないことは周知の事実かと思います。政治とはどれだけ不利益を納得して貰うかと言う作業でもあるはずです。確かに今の政党単位による議会政治は淀んだ水そのもので閉塞感も半端ないし、選挙制度も抜本的に改革しなければならないでしょうが、この制度では民意が国に届いても、その国をどうしたいかと言う政治家個人の想いが国民に届くとは思えません。おそらく2,000人近くなると思われる候補者の中からたった1人の国会議員を、どう選べとおっしゃるのですか?選挙公報で比較·検討しようにも、おそらくそれだけで1ヶ月近くかかるはずですよ?フィクションとしては面白い、程度のお話かと。#ぼくのかんがえたせんきょ