「ふることふひと」ざっくり言うと、稗田阿礼(に扮した中臣史(藤原不比等))と太安麻呂が古事記を記す話。それと絡んで、史の出生や生い立ち、中臣(藤原)内での謎や関係、安麻呂との友情?安麻呂の恋?みたいなところも面白い。まだ途中だけど、これからどんどん面白くなりそう。あと古代って、親子関係や血縁関係が現代よりもかなりごちゃごちゃしてるのが当たり前なので、そのへんも、へえー、なるほどと思う。稗田阿礼って、私が日本史習ったときは女性って覚えた気がするけど、本当のところは全然わかっていないのだな。わかってないからこそ、想像できるし、解釈の余地がある。稗田阿礼が藤原不比等説を梅原猛が唱えていたらしく、ほか藤原不比等の出生の様々な説を下敷きに作られてるなあと思う。あとはあの時代に、中臣家の長男が出家して唐に渡ったというのは確かに謎だ!と思った。漫画ではその辺もちゃんと納得できるように描かれているよ。歴史というのは、単にあったことをまとめただけじゃない。誰によって、どういう立場のひとによって語られ記録されていくかで、実は全然異なるもの。歴史とは何か、ということを問いかけてくる作品だなと思います。#漫画 #1日1漫画 #ふることふひと