ふつうの子どもに関するコミュニティ投稿【2025】|あんこ特集,ねんねあんこ-Gravity SNS

『ふつうの子ども』

2025年/日本/96分
ジャンル：ヒューマンドラマ
監督：呉美保
キャスト：嶋田鉄太/瑠璃/味元耀大/蒼井優/風間俊介

【あらすじ】
小学4年生の上田唯士は、ごく普通の子供として日々を過ごしていた。最近、彼は同じクラスで環境問題に関心を寄せ、大人にも物怖じしない心愛のことが気になっている。唯士は、心愛とクラスの問題児・陽斗とともに環境活動を始めるが……。

【見どころ】
① リアルな普通の学校生活。
② 三角関係。
③ 環境問題というテーマ。
④ 子どもたちの演技。
⑤ 活動のエスカレート。
⑥ 保護者同席の会話劇。

【感想】
もし、このまま温暖化が進めばいつか地球に人が住めなくなる…小さい頃からそう言われ続けてきた。今はもう、その“いつか”なのだとこの暑さと異常気象が証明している。

誰も本気で取り組んでいない。それはみんな感じている。日々の生活を続けるのが精一杯でそこまで気が回らない。でもその大事な生活はもうすぐ破綻する。資源の奪い合いはもう始まっているのだ…

前置きがちょっと長くなったけど、そんな環境問題をテーマに子どもたちが活動するおはなし。子どもだからこその正義感や疑問点にハッとさせられる。

3人の関係性が絶妙だった。恋愛の三角関係としてだけでなく、それぞれカリスマ・ブレーン・実行役という役割分担にもなっている。活動がエスカレートする展開はあの過激派組織を思い出した。

3人の保護者が同席する話し合いがスリリングで見ごたえあった。それぞれの家庭環境や教育方針も見えてくる。ちょっと胸糞だけど。

このままでいいのだろうか、と観たあと考えさせられるし、みんなにも訴えたくなる。こんな小さな子どもたちが行動しているんだから。

我慢する方がみんなで絶滅するよりはマシ。いま何をするのか、大人たちがちゃんと決めないとね。

#映画 #映画館 #ヒューマンドラマ
#ふつうの子ども #環境問題