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あましび

あましび

本はいつまで居ても
幾つ泊まってもいい孤独の宿
夜風を浴びにそっと出でて
戻ってこなくても誰も何も言わない
#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

あましび

#あま詩び
#淡篇ばあてご
#ばくぜんとしたかんかく
#短詩び
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あましび

あましび

まったく縛られていないとき、形を保てない
でもそのぐにゃぐにゃしてるあいだしか、
形を変えることはできない。
#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

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作るのが好きなのではなく、
追っかけるのが好きなのだ。
#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

あましび

正しいものは幼かったりする
だから無意識に退けてしまう
でも真実は最初からすぐ近くにいる
絶対に気づいてもらえるように
#ばくぜんとしたかんかく
ベクシンスキの画集を読んでばくぜんと
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あましび

あましび

脳を水晶のようにしたいときと粘土のようにしたいときがあるな
冬の青空が透けて無の如きクリアで硬質にしたいときと
太古の泥のように、宇宙のアメーバのようにぐちゃぬちゃに溶けたいとき
基本はもともとそうだった粘土に還りたがっているんだけど、水晶の世界を知っている以上は組み立てなくては、展かなくては、という意識がどこかで発光する
#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

あましび

衝動に備えて鍛錬をしておこう
欲望を乗りこなせるように
#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

あましび

届いたプレゼントを開けるのに
すこし手間がかかるように
自然な努力
あたりまえの努力は存在する
これの範囲を徐々に広げてゆく
するとただやりたいことをやっているだけで
やりたいことがやれている
#ばくぜんとしたかんかく
最近わりとばくぜんとできていて嬉しい
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あましび

あましび

全体図が完成とは思わない。樹形図に意味があるわけではない。
細部に佇む神はたしかにタイプ。でも根幹てわけでもない。そう根幹。神経の問題、繋がりを見てるんだと思う、道そのもの。道を進むものでも道を成すものでもなく道。繋がるだけで辿り着く構造。橋をかけよう。橋は今の意味を濃くするための今への今
=一周してここに戻ってくるから、憧れの世界に浸ってこよう、ループ。
頭の中のゆたかな森、伐採されてもまた植えればいい。チリ紙に使っちまうのは勿体ない気がするくらいでもう充分、生活には意味が散りばめられて。死の使い方が上手になって。
あっちと、こっち、くらいは把握してたいんでしょうね、自分にとってはなにが大事か、なにの一部か、そのくらいの把握。把握できるものとしての役得に近い美学。把握してたい、めっちゃしてたいね。把握が資本、無を元手に博打できるんだから超楽しいよ。開けたら用済みになる鍵でいいさ、まずはプレイヤーの位置を決めないと。ここはどこ?空気みたいに謎が満ちてやがる。
絶景に劣らず圧倒してくれる思想たち、掌に収まってくれる精霊のような叡智たち、五感では捉えられない物語の宇宙的感覚たち、本棚を眺めることも読書である、返信が気になることも読書だし、お腹が減ることも読書である、違うかも。
本を買うことは白紙のノートを買うことに等しい、耽溺の予感、覚醒の匂い、莫大な空白、奴隷と生贄と、眠り。

本を整理して#ばくぜんとしたかんかく
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あましび

あましび

悪夢を見るくらい深く寝たらなにもする必要がなくなってしまった。通常の状態でできることはすべてしてしまったような気がする。
アンテナばかり大きくなって消化器官が弱ってゆく。悪魔の取り立てが始まったのか?
冷や汗をかきながら道ゆく人々を見ている。懐かしい感覚だ。絶望が恋人だったころの、真剣なものがあると思い込んでいた頃の。
自らの最も安定した部分にすべてを載せて
魂を夜に飛ばす。
疲れた人々のやさしさと元気な人々の笑顔を呼吸する。物質的な夢を通過する。ファンタジーの外殻に魔法の粉をかけながら。
#ばくぜんとしたかんかく
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