私は高校時代、一応デザイン科に通っていたけど、自分の才能のなさに落胆して、すっかりその世界からは遠のいてしまっていた。息子はというと、図工のアイデアは学校で褒められるものの、絵の才能はないように感じた。それと息子は、色弱の疑いがもともとあった。なぜなら私の父が色弱であり、それは遺伝で男性に出やすいことを知っていたから。疑いは、小学生の時に診てもらった大学病院で確信に変わった。私は息子が悲観しないよう、「それは個性であり、他の人に見えている色が正解かどうかもわからないよ」ってずっと伝えてきた。しかし、時折、日常生活で色の判別に困り、補正メガネを作った。初めてメガネをかけた時、「赤がすごく赤に見える!」って驚いた様子だったこと、今も忘れてはいない。メガネを使用することで、息子は色弱であることをオープンにした。その方がいいと私が判断した。物珍しい子供たちは、息子に色のクイズを出して驚いていたようだったが、息子本人はそれを気に病んではいなかった。思春期に入った息子は、オシャレに興味を持つものの、色がわかりにくいことを理由に、モノトーンの服ばかりを選んだ。コーディネートしても、私にチェックをお願いし、色の組み合わせがおかしくないかと聞いてきた。息子は、色に対する苦手意識が拭えないのだと感じていた。そして、最近「鉛筆で模写をしてるよ」と告白してきた。「モノクロなら色を気にしなくていいでしょ」と言っていた。今まで絵なんか描いたこともなかったのに。画像は息子が初めて描いた模写☺️まだまだ上手もはいえないけれど、母として、成長を感じる時が一番幸せ。※2枚目の画像は、昔の写真です。投稿とは関係ありません。#お絵描き #なんのキャラかはわからない#色弱さん#育児