連休最終日。今日は読書の1日です。心理の勉強を始めてからずっと気になっていた東畑開人さんの本「何でも見つかる夜に、こころだけがみつからない」を読みました。まるでカウンセリングを受けているような感覚になれる、優しい優しい本。現代の個人至上主義の風潮の中、揺らぎながら生きる人々の生き方を小舟に例え優しく導いてくれます。一人の人間の中にはたくさんの人格があり、その時の心の状態で求めている答えも違う。これまでの生育環境でその人自身が築きあげた人格やその人の近くに存在する人がどんな人かでも答えが違ってくる。学んだ知識がどれだけたくさんあってどんなに経験が豊富でも、目の前にいるその人を救う方法には正解がない。いかにカウンセリングが難しいものかを体験したと同時に、今悩んでいる自分自身の道標にもなりました。登場するクライアントさんの心情と自分の心が重なり涙したり、誰もが自分と同じように悩み、苦しみ、前に進もうとしている事を知り孤独が癒やされたり。心だけは自分が護らないといけない時代だからこそ、読んで良かったと久しぶりに思えた良本でした。こころが少し疲れている方、おすすめです😊明日から仕事です。心も体も充電できました。明日からまた、誰かの心と体を救ってきます。#東畑開人#なんでもみつかる夜にこころだけが見つからない