【息子とゴッホ】長文#撮影OKの絵画です いつも登場している息子(23)の話です。地元に大きな書店があって4兄弟連れて「欲しい本、どれでも1冊買ってあげる」とパパ。このとき息子(当時5才くらい)が持ってきたのがゴッホの画集。これが出会い。白目むくお値段で、欲しいもんは買ってあげたいのは山々ですが、説得してソフトカバーの安価の画集にしたんだけど(それでも3〜4000円程したと記憶してる)。彼は幼い頃から、描くことが好きで。難しい漢字やハングル文字も、デザインとしてとらえているようで、ノート一面に鬱鬱鬱鬱鬱…とびっしり書いてたときは、未来を案じましたが笑 次、団栗団栗団栗とか、鸚鵡鸚鵡鸚鵡とか書いていて、意味はないし、画数でもないんだなとか。へんな子ではあった。小学生になり、エリック・カールの原画展とか、いわさきちひろ展とか行ってみて、満を持して行ったのが、2010年国立新美術館没後120年 ゴッホ展です。10歳の小柄な男児が、大人の流れの前に入り、絵の前に立ち止まる。左から観る。次は真正面から、最後右から観る。これの繰り返し。よく見てると、ゴッホ以外は短め、ゴッホの中でも、時間の長短があります。順路で、次の部屋に移るときに「あの絵、気に入ってたみたいだから、最後にもう一回見てくる?」と声かけても「ううん」と言う。じっくり見て、満足してるので見返す必要がないそーなんです。2019年上野の森美術館のゴッホ展でも、今日も同じスタイル。今日はNGマークがない作品は撮影がOKでした。が、大人はカメラ操作に集中しちゃってバッシャバシャ撮ってるわりに、作品みてないのよね。わたしもいくつかは撮ったけど。息子(23)はブレませんね1枚も撮ってない。「作品みれなくなっちゃうよね」って。いい子。いい子だけど、無職。でも今回、ゴッホの画家としての活動は27歳からだと知りました。#でっていうやつ