【連続GRAVITY小説】タイトル決まりました『Gravity-Link』にしました。※『 Gravity-Link 』 (グラビティ・リンク)重力(Gravity)によって引き寄せられた人々が、見えない糸で結ばれていく(Link)様子をシンプルに表現しました。では第3話です!第3話:寒中の配送、ライオンの休息 福島県、会津。しんしんと降り積もる雪の中、素直🦞まぁずにょんは、雪に埋もれそうな作業小屋で米袋をトラックに積み込んでいた。 秋に収穫し、大切に貯蔵庫で眠らせていた新米。冷え切った空気の中で、米袋はどこか神聖な重みを持っている。「……よし、これで発送分は全部だ」 凍える指先を温めるように、彼はGRAVITYの「投稿」画面を開いた。『冬を越すための、命の粒。今日、全国へ旅立ちます。』 添えられた写真は、雪明かりに照らされた、真っ白な米袋の山だった。 その投稿を、栃木の商社ビルで、Yukari🦁ฅが眺めていた。 暖房が効きすぎて乾燥したオフィス。深夜の残業中、彼女の心はカサカサに乾いていた。ライオンのアイコンを背負い、部下たちの前では弱音を吐かない彼女も、スマートフォンの青い光の中では一人の女性に戻る。 画面越しの雪景色。そこには、都会の喧騒が忘れてしまった「静寂」があった。 その時、イヤホンからきびのワンマイク放送が流れてくる。「……寒い夜ですね。こんな夜は、温かいおむすびが食べたくなりませんか?」 きびの、包み込むような、けれどどこか寂しげな声。彼女もまた、一人でこの冬の夜と戦っているようだった。 そこへ、旅人ぽちがコメントを入れる。『今、京都の山の中でギターを弾いています。雪は降っていないけれど、星が痛いくらい綺麗です。あきっくすさんに貰ったアイコンみたいに』 あきっくすという重力(グラビティ)が繋いだ、新潟、会津、栃木、京都。 Yukariは、気づけばまぁずにょんの投稿にコメントを打ち込んでいた。『そのお米、私のところにも届けていただけますか?』 それは、数字と効率だけで動いていた彼女の日常に、初めて「誰かの手触り」が入り込んだ瞬間だった。(つづく)#連続GRAVITY小説 #だんだん出来てきた #出演してみたいなって思ってくれた方DMお願いします #読んでくれたらいいね欲しい🥲 #気軽にコメントください