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西門佳祐
その時だけは永遠
封じ込めてたまま
手放したくない
出逢いは別れを忍ばせて
時間は有限だと告げる
それを知って初めて
誰かを愛せると思えた
失った後も
ちゃんと歩んでいけるように
花を添えて想いを確かめるように
愛したことを誇れるように
遠く響く波音
あの日の空
消えかける言葉
繋がった記憶
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

満ちてゆく
西門佳祐
あなたのことも
僕のことも
同時に見ているなら
僕たちは
同じ夜の中にいる
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

君が愛を語れ
西門佳祐
って
なんだろうね
誰かが呟いた
小さな幸せの
積み重ねだったり
たわいもなく
笑えることだったり
そう
今日も一生懸命だった
夕焼けが綺麗だった
道端の花が微笑んでくれた
気持ちのいい挨拶ができた
カラカラの喉にビール
風呂上がりの扇風機
風の音を聞きながら
口にしたアイスチョコ
言いたい人に告げるおやすみ
読みながら寝落ちした物語
明日はどんな風に始まるのか
明日の今も同じことを想うのか
すべては流れて過ぎて
優しく飽和しながら明日に繋がる
素直に寂しさや
やるせなさを
受け止めてなお感じる
ふつうな私のふつうの幸せ
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

めぐる季節
西門佳祐
前を向いて
ゆっくりでも
ときおり駆け足でも
自由を感じながら
何ものにも囚われない
そんな時間がわずかでも
生きていくために必要で
そんな日々の積み重ねが
一週間になり一ヶ月になり
一年という節目を生む
少しずつ何かから
解き放たれてゆく
そんな風に
人は歳を重ねて
そんな風に
自由を手に入れて
そっと
幸せを噛みしめよう
そっと
誰かを愛していよう
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

水の部屋
西門佳祐
その言葉に触れたとき
周りには
たくさんの小さな神達が
溢れてた
小さな神様は
少し威張って
少し滑稽で
少し逞しくて
少し弱くて
少し意地悪で
少し優しく
少し残酷で
少し哀しい
気まぐれで
たまに嘘を吐く
たそがれて
たまに家出する
小さく輝きながら
麗しくも愛おしい
ほら
あなたのそばにも
小さな神達は宿る
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

美しき花
西門佳祐
出逢いの数だけあって
少しでも
数を減らしたいと
思うのだけれど
覚悟はいつも
必要だねって
誰かに追い越されて
誰かを追い抜いて
人はずっとずっと
一緒に歩いてはいけないから
それを知ってても
普段忘れてるから
そう
肩肘張らず
無気にならず
流さず流されず
素直に
好きを受け入れて
自分も周りも
手の届く場所は
大事にしていようよ
#N34の空の下から
#そして満ちてゆく
#想う春に

真っ白
西門佳祐
今日の空を狭くする
濡れたまま
アスファルトの匂い
湿ったままの空気が
胸に溜まる
太陽も雲も月も星も
綺麗なところだけが
風にさらわれたよう
見えないまま彷徨う
波に飲まれたならば
やがて眠りつく底に
孤独に散りばめられ
記憶の光と揺れる音
あぁようやく
私の中の雨があがる
空が還ってくる
風もひとり吹いている
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

Reach for the sky
西門佳祐
誰かに愛されたりしない
愛されたがりな自分を認めたら
愛したがりの自分を救って欲しい
#N34の空の下から
#想う春に
#そして満ちてゆく

Man and Woman
西門佳祐
絶えることのない
砂浜と波音と
いくつかの思い出
それだけで
背中の支えになる
でも
あなたの声と言葉には
遠く及ばない
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

やさしさにさようなら
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新着
西門佳祐
自由で気ままな雲だから
風に吹かれて
嫌なこと吐き出して
ああ
太陽が沈んでから
雲は赤く染まるんだと
西の空が色づいて
東を振り返っても茜色
なんだか嬉しくなって
空を好きでいられる間は
まだまだ大丈夫なんだと
波のつぶやき
砂のざらざら
アスファルトの匂い
夏のカケラ拾い
#N34の空の下から
#札幌はN43
#ロンドンはN51
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

忘れられた Big Wave
西門佳祐
そう思える日はきっと
佳き日と封をしたがる
あっという間に終わる日は
ただただ密の濃い日と記す
過ぎて仕舞えばそう
悲しみがひとつ後退する
綺麗な空の色も淡くなる
だからまた
あの日の夏に出逢いたい
そう思えば
想いが溶けてゆく
夜が深くなる
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

Moon Light Lover
西門佳祐
太陽を浴び
風の日には
風を纏って
雨の日には
雨を感じて
ああ私の孤独は
水でできている
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

レイニー ブルー
西門佳祐
ただ咲いている
それだけなのに
ひとつの事象は
無数の心となり
知っている人の
知らない顔を
知り得たりする
花好きは
名前や花言葉を口にし
その花を特別にしてしまう
写真好きは
シャッターを押し
心とともに切り取ってしまう
絵描きは
筆を走らせ
自分の魂を込めて描いてしまう
詩人は
言葉を紡ぎ
花の魅力を封じ込めて残す
ある人は
ここに咲いている
それだけに感謝し
出逢えたことの
奇跡を尊ぶ
別の人は
綺麗な花の存在を
誰かに伝え
連れ添って足を運び
喜びを分かち合う
そうして私は
人知れず咲いて
人知れず枯れてゆく
そんな
儚さを思いながら
様々な心に触れて
花を愛でている
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

美しき花 (Live at 愛知 日本ガイシホール Mar. 15, 2018)
西門佳祐
手が届かないほど広く
海は
足がつかないほど深い
それでも
手を広げることが好き
海に漂うことが好き
地球を抱きしめるのも好き
何もしない時間の中で
何かに追われるより
何かをしたくなるのがいい
巻き戻らなくても
無理に進めなくても
今と歩調を合わせてゆけば
少しは生きやすくなれるかな
誰かを愛し続けられるかな
なれるといいねあなたも
そうあって欲しいな
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

夏の終り
西門佳祐
こどもみたいに
口を開けたまま
はしゃいでは
赤くなったり
緑になったり
空の色に染まる
君の横顔を観るのが
僕の花火の楽しみ方
だった夏
どうしてあの頃は
夏が終わっても
来年も同じ夏が来ると
思っていたんだろう
花火を観ると
赤くなったり
緑になったりする
横顔を思い出す
綺麗に切り取って
胸に留めた
夏の思い出
果たせないままの約束
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

Sons and Daughters~それより僕が伝えたいのは
西門佳祐
寄り添われ生きている
でも
ひとりぼっちな夜
心に纏うものなく
誰にも向き合えない夜
深い森の中へ迷いあぐねても
足もとの小さな雨滴さえ
光を映して静寂に満ちて
零れ落ちるそのすべてが
好きに彩られてる
何も変わらず
時は過ぎても
未来は変わる
そんな笑顔を
#N34の空の下から
#季節とともに人は巡る
#そして満ちてゆく

Only Tonight (feat. Tamala)
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