#ここまでの私のまとめ 外側からガチガチに固められていたレールが、歳とともにどんどん薄くなっていくのにまだ従っている自分に気づく時、あれ?おかしい、なんだろうこの違和感、となって、不意に気づいてしまう。本当はレールなんて存在しなくて、従う必要なんてなかった、ということに。その刹那、突然宇宙に投げ出され、真っ暗闇のなかで彷徨いもがくこととなる。今までの人生はなんだったんだろう、何をがんばってきたんだろう、という虚無感に覆われながらも、生まれたての子鹿のように何もできないよちよち歩きに戻りながら、1から自分を作る。そして、たくさんの時間と涙と覚悟を決めた思考と行動を経てやっと、私というものの軸ができてきた、安定してきた、そう思ってきた矢先、今度は、また次のフェーズへと移行する。自分を表す何かを実現するために、何かを目的にしてそれを達成するために行動することに対して、意味を感じなくなる。それよりも、その過程の時間をどう過ごすか、どう心地よく豊かに歩んでいくか、一瞬一瞬を深く味わってゆくか、の方が大切なんだと気づく。私は根本から変わる。目まぐるしい変化に吐き気がしそうな切なさを感じるが、こうしてより豊かで奥深く世界を感じられるように成長してゆけることに対して、幸せを感じる。幸せと苦しさは、表裏一体なのかもしれない。どちらもお互いを知らないと、そのものを感じられないから。