【後輩に仕事の頑張り方を学んだ話⑦】〜僕の中の“赤”〜ゆうかとホテルの外に出た。「やば、雨降り始めた。傘ないけど大丈夫?」「ふぇ?大丈夫らよ」赤ちゃんモードが抜けない僕はヘラヘラしていた。道の向かいに満遍の笑みの後輩が立っていた。「じゃあね!」足早に去っていくゆうか、歩み寄ってくる後輩「どうでしたか?」「本当にありがとうございました」僕は3個も下の後輩に深々と頭を下げた。「先輩のそんな笑顔初めて見ましたよ」そうだよな、会社じゃ最近全然笑ってない。これが英気を養うということかと思った。内容や金額を後輩に話した。「だいぶ払いましたねw でも次またリベンジするために仕事のやる気も出たでしょ」確かにこんな大金しょっちゅう払ってられない。「先輩は稼ぎたいとか何かが欲しいって感じじゃないですけど、したいことの目標を立てて仕事に臨めば絶対上手くいきますよ」なぜ僕は働くのか。僕はまだ仕事に対しての“赤”を見出しきれてない。ただ1つ今日気づくことができた。「雨が酷くなってきました、車まで走りますよ!先輩!」ああ、これからもずっと、先を走るこの若者の背中を追って僕も引っ張られて行く気がする。人生においての僕の“赤”は日常の出来事において尊い何かに気づくことだ。夏の終わりを告げる雨は僕を新しい季節に誘う。#きらちゅん小説