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きずあり

きずあり

#今日の一文字 #vol704

我々は子供たちの最初の12か月は歩き方と話し方を教え、次の12か月は座って黙れと言う

We spend the first twelve months of our children's lives teaching them to walk and talk and the next twelve telling them to sit down and shut up.

Phyllis Diller、投稿者訳


米国のコメディエンヌのジョーク


昨夕、交際相手の体調がすぐれず、彼女の子ども君を学童保育に迎えに行った

別の子と駐車場まで一緒だったが、その子は私を「パパ」と勘違いし、一言二言、「パパ」との想定で他愛のないことを話す

子ども君は肯定も否定もせず相槌を打って聞き流し、クルマについてその子に二人でバイバイした

「おじいさん」呼ばわりしなかったので見逃してやった

見たことがない、小柄な子だったので、新一年生かと訊いたら同じ新二年生だという

「パパじゃなくて、きずありさんってのは秘密だもんな!」と少しおどけて話したら、愉快そうに「うん」と応えた


実は彼と「パパ」について「パパ」という語句も含めて会話をしたのは初めてだ

亡くなったお父さんや私について、どう感じているのかを知るのが怖かったし、今回も話題を変えた


5歳年下の実弟や二人の息子たち、20年近くかかわった少年野球で接点ができた大勢の子どもたち

男の子には縁が多い方だと思っているが、それぞれが何をどう考えているかは「男の子」の一言でくくることは難しい


新二年生の子ども君を過去1年以上見ていて、彼くらいの子がどんなカンジだったかと、記憶を手繰る時に一番思い出すのは自分の次男だ

ただし、次男は何を考えているのかさっぱりわからない子だったし、長いこと話し方も幼かった

何か聞いても「あ」と「お」の間の音で、あ~?あ~ぁ(ううん)、あ~(うん)

知能障害とは思わなかったがバカだと思ってた

少年野球のコーチ陣も彼を親の前で「バカ」と呼んでたくらいだ


子ども君は母親とは多少の会話はするらしく、学校でのことなどもある程度は聞いているらしい

次男もなんとか社会人になったが、子ども君がどんな大人になるか楽しみだ

#PhyllisDiller
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