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きずあり

きずあり

#今日の一文字 #vol679

家族とは、子供だけでなく、大人の男女、時にペット、そして風邪も含むユニットである

A family is a unit composed not only of children but of men, women, an occasional animal, and the common cold.

Ogden Nash、投稿者訳


土曜日だが臨時の仕事で都心に向かう列車より


前回、 #vol678 の続き

少し歳が離れてやや晩婚だった弟は、社交的で如才ない少し年下の女性と結婚することになった

同じ県内のマンションに住み、やがて娘が産まれたが、私自身は息子らがキッカケで関わった少年野球で長年休日は潰れていたので、実は当初はあまり付き合いはなかった


野球好きな彼が息子らの高校野球の試合の応援に来てくれたことがキッカケで少しだけ交流が増え、当時小学校3、4年生くらいの姪の様子を知るようになった

母親が習い事に熱心で、父である弟は休日は家で留守番が多く、そんな時にたまに昼食に誘ったりした

特にピアノは単なる習い事の領域を越えて、目標全国大会出場!みたいな、ほぼ競技といえる、「勝ちに行くピアノ」というノリ

そのレベルになると近所の教室ではなく、母親が少し遠くの指導者のところへ平日夜のレッスンに連れていき、帰りは21時前後なんて生活だったらしい

息子らの試合の応援に来てもらったお礼の気持ちで一度だけ地方大会、いや、コンクールを見に行った

いわゆる発表会の、ちびっこピアニストみんなが主役!ってノリじゃないので、贈り物にお花とか持っていっていいのか?とか迷ったのを覚えてる

後日、程なくして「全国大会」への夢半ばで「敗退」してしまい、その後、燃え尽き症候群のように気が抜けたようになってしまったと弟に聞いた


姪が学校に行きたくないと言い出したのは、その少し後

同じマンションの女子の同級生で、クラスの人気者的な存在の幼馴染みがいた

その子が「自分の悪口を言ってる」と言い出したそうだが、当時の弟の説明によると現実のことでは無いとすぐにわかったらしい

単純なイジメでは無さそうで、我が子自身が少しおかしいと気づいた両親は大いに狼狽した

(更に)つづく

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