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あきっくす😗

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【連続GRAVITY小説】
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第九話:土の温もり、そして隠された空白

【 あきっくすルーム / 00:15 〜 】
 もちこの「防壁」の話を受け、しんみりとした空気が広がるルーム。
 そこへ、深みのある、けれど飾らない声が割り込んだ。
「……なんだか、皆さん難しく考えすぎてねぇか」
【 会津・まぁずにょんの自宅 / 同時刻 】
 まぁずにょんは、作業着のまま縁側で夜空を見上げていた。
「俺の育ててる米だって、天気が悪けりゃ実は入らねぇし、折れることもある。でも、空っぽになったなら、また次を植えればいいだけだ。ももたろうさん、あんたは今年、ちょっと天気が悪かっただけだ。土(自分)さえあれば、何度でもやり直せるさ」
 都会の論理ではない、自然と共に生きる男の言葉。その「力強さ」が、ももたろうの凍った心をじわりと温める。
【 あきっくすルーム / 00:30 〜 】
 あきっくすが、その温かな空気を引き継ぐように言った。
「まぁずにょんさんの言葉は、重みがありますね。……きびさん、どう思います?」
 いつもなら「そうですね!」と明るく返すはずのきびが、少しの間をおいて、震える声で答えた。
「……羨ましいな、って。思っちゃいました」
【 ???・きびの部屋 / 同時刻 】
「私、いつも明るく振る舞って、皆さんのお世話を焼くのが大好きなんです。でも……ふとした瞬間に、怖くなるんです。誰かの役に立っていない自分には、何の価値もないんじゃないかって」
 きびが語り始めたのは、「必要とされないことへの恐怖」。
「私の部屋、本当はすごく散らかってるんです。皆さんとお話ししている時だけ、綺麗な自分になれる。でも、マイクを切った瞬間のこの部屋の暗さが……私の本当の空白なんです」
 いつもルームを明るく照らしていたきびさんの、初めて見せる「夜の顔」。
 あきっくすは、彼女の心の震えを静かに、けれどしっかりと受け止めた。
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第9話
#どういう方向にいくんだろ
#まぁずさんいい男
#storysong
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告白

RADWIMPS

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第四話:雪夜のダイレクトメッセージ

 新潟の夜は、相変わらず音を吸い込むような雪に包まれていた。
 あきっくすのルームが閉じ、スマートフォンの画面が暗くなった後も、けーぞーはカウンターの椅子から動けずにいた。
 ふと、画面が震える。通知バーに表示されたのは、あきっくすでも、常連の誰かでもない、テスターからのダイレクトメッセージだった。
『けーぞーさん、さっきはありがとうございました。あんなに自分のことを話したのは、数年ぶりかもしれません』
 けーぞーは、まだ冷えたままの指で画面を叩く。
『いいえ、こちらこそ。あなたの「空白」の話を聞いて、私の止まっていた時計も少しだけ震えた気がするわ。……実は私も、独りでこの雪を見ているのが、少しだけしんどかったの』
 画面の向こう、遠く離れた場所で、テスターが小さく息を吐く気配がした。
『新潟は、そんなに雪がすごいんですか?』
 けーぞーは、カウンター越しに見える窓の外の景色を写真に撮り、彼に送った。
 街灯の下、オレンジ色に照らされた、重たそうな湿った雪。
『綺麗ですね……。でも、どこか寂しそうです』
 テスターからの返信は早かった。
『私は今、あきっくすさんから貰った「アイコン」を眺めています。これを見ていると、自分の抱えている虚無感が、少しだけ「意味のあるもの」に思えるんです。けーぞーさんは、あきっくすさんの言葉をどう感じましたか?』
 けーぞーは、使い込まれたグラスの縁をなぞりながら考える。
「……重力よ、きっと」
 彼女は独り言を、そのまま文字にして送った。
『私たちはみんな、あきっくすさんっていう「重力」に引き寄せられた、迷子みたいなもの。でも、引き寄せられた先で、こうしてテスターさんと出会えた。それは、偶然じゃない気がするわ』
 その夜、二人のメッセージのやり取りは、雪が止むまで続いた。
 家族にも、職場の同僚にも、ましてやリアルな友人にも見せられない「剥き出しの心」。
 GRAVITYという宇宙に漂う二つの孤独な星が、あきっくすという恒星の周りで、初めて互いの光を認識した夜だった。
(つづく)

#連続GRAVITY小説
#第4話
#いろいろな出会い方
#気軽にコメントください
#storysong
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A HAPPY NEW YEAR

松任谷由実

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第八話:鎧の脱ぎ方、空白の埋め方

【 あきっくすルーム / 23:50 〜 】
 葵の静かなコメントが去った後、ルームには深い沈黙が訪れた。
 あきっくすは、ももたろうの呼吸が少しずつ整っていくのを感じながら、あえて踏み込んだ。
「ももたろうさん。さっき『中身が空っぽ』だと言いましたね。……その空白には、何が入るはずだったんでしょうか」
【 都内・ももたろうの自宅ベランダ / 同時刻 】
 ももたろうは、夜空を見上げながら、ポツリポツリと独白を始める。
「……ずっと、勝つことでしか自分を認められなかったんです。テニスも、仕事も。でも、勝ち続けた先に何があるのか、誰も教えてくれなかった。ふと立ち止まったら、自分のために笑う方法を忘れてしまっていたんです」
 その時、これまで静かに聞いていたもちこが、マイクをオンにした。
【 ???・もちこのリビング / 同時刻 】
「ももたろうさん、分かりますよ。その『正しさ』で自分を縛ってしまう苦しさ」
 もちこの声は、絹のように滑らかで、どこか寂しげだ。
「私も、周りからは『丁寧で理想的な生活』だと言われます。でも、それは自分が崩れないための、必死の防壁なんです。その防壁を一枚ずつ剥がしていくのは、実は勝つことよりもずっと怖いことなんですよね」
【 あきっくすルーム / 同時刻 】
 もちこの意外な共感に、ももたろうの目から再び涙がこぼれる。
「もちこさん……。あなたのような人でも、そんな風に思うことがあるんですか?」
「ええ。だから、今は空っぽのままでいいんですよ。あきっくすさんが言うように、ここは誰とも戦わなくていい場所ですから」
 あきっくすは、二人の間に流れる「共通の傷跡」を静かに見守る。
 ももたろうが抱える「勝者の孤独」と、もちこが抱える「完璧主義の虚無」。
 二つの孤独が、あきっくすのルームという空間で、ゆっくりと混ざり合っていく。
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第8話
#男性キャラクター足りないかも
#仕事初め
#storysong

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心の鎧

Superfly

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第五話:一粒の熱、白銀の伝言

 会津の夜は、すべてを白く塗りつぶす雪の中にあった。
 まぁずにょんは、納屋の冷えた空気の中で、最後の一袋を丁寧に紐で結んだ。その手は、土と厳しい冬を生きる男の厚みがある。彼はスマートフォンを手に取り、あきっくすのルームで出会った「あの人」の言葉を思い出していた。
『明日、届きますように』
 短く添えられたメッセージは、雪を溶かすほどではないが、彼の胸を小さく灯していた。
 一方、栃木のオフィス。深夜、誰もいないフロアでYukari🦁ฅは、冷え切った缶コーヒーをデスクに置いていた。目の前のモニターには、冷たい数字の羅列。
「……疲れたな」
 そう呟いた彼女の耳に、待ち望んでいた「大好きな二人の声」が届く。あきっくすのルームの隅で、きびともちこが並んで座っているような、穏やかな空気感。
「もちこさん、見て。まぁずにょんさんの投稿、雪がとっても綺麗……。あの中にお米が詰まってるんだね」
 きびが、うっとりとした、けれどどこか茶目っ気のある声で話しかける。
「本当ね、きびさん。まるで宝箱みたい。Yukariさんのところに、あの雪の白さも一緒に届くといいわね」
 もちこが、きびの言葉を包み込むように優しく返す。
「ふふ、Yukariさん、きっと今頃お仕事頑張ってるかな? あのお米を食べたら、絶対に元気になっちゃいますよ」
「ええ、きびさん。Yukariさんのことだから、きっと涙が出るくらい喜んでくださるわ。楽しみね」
 二人のやり取りは、まるで冬の陽だまりのようだった。都会の鉄の匂いに囲まれたYukariにとって、その会話は凍えた指先を温める暖炉そのものだった。
 数日後。Yukariの自宅の食卓には、炊きたての真っ白な米があった。
 一口。噛みしめた瞬間、彼女の目から不意に涙がこぼれ、米粒の上に落ちた。
「……甘い」
 それは、数字や契約では決して得られない、人間が本来持っている「温度」だった。
 彼女はすぐさま、あきっくすのルームに駆け込み、不器用ながらも精一杯の言葉を打ち込んだ。
『まぁずにょんさん、届きました。私、……生きててよかった』
 その言葉がルームに流れた瞬間、きびともちこが同時に歓声を上げ、あきっくすは静かに微笑んだ。
 自分の作ったこの「場所」が、誰かの生命線を繋ぎ止める場所(グラビティ)になり始めていることを、確信しながら。
(つづく)

#連続GRAVITY小説
#第5話
#まぁこれはこれでいいかも
#AI難しい
#storysong
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君がいるだけで

米米CLUB

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第六話:共鳴する孤独、そして……

【 あきっくすルーム / 22:30 〜 】
 画面には、いつものメンバーのアイコンが並んでいる。
 あきっくすは、穏やかながらも少しいたずらっぽく、マイクを開いた。
「今夜はなんだか、ルームの空気が甘い気がしますね。……まぁずにょんさん、Yukariさん。お米の件、聞きましたよ」
【 会津・まぁずにょんの自宅 / 同時刻 】
「あぁ……。あきっくすさんに背中を押してもらったおかげです。彼女に喜んでもらえて、僕の冬も報われましたよ」
 まぁずにょんの声は、どこか浮き足立っている。
【 栃木・Yukariのオフィス / 同時刻 】
「本当に……。数字だけの世界にいた私にとって、あのお米は魔法みたいでした。まぁずにょんさんの真心が、今の私の支えなんです」
 Yukariもまた、普段の冷静さを欠いた、熱を帯びた声で応じる。
 あきっくすは、その温度を感じながら、もう一組のペアに視線を向けた。
「そして、けーぞーさんとテスターさんも。昨日、雪の夜に語り合っていたとか……?」
【 新潟・けーぞーの自宅カウンター / 同時刻 】
「もう、あきっくすさんたら……」
 けーぞーはグラスを揺らしながら、少しだけ声を弾ませる。
「でもね、テスターさんの言葉が、私の凍った時間を溶かしてくれたのは事実よ。不思議なものね、この年齢になって、こんなに誰かの言葉を待つなんて」
【 場所不明・テスターの部屋 / 同時刻 】
「……私もです。けーぞーさんの送ってくれる景色が、私の空白を埋めてくれている。今はただ、この心地よさに溺れていたいんです」
 四人は今、あきっくすという中心点(グラビティ)を介して、互いに強い光を放っている。それは恋という決定的な結末を望むものではなく、孤独な者同士が冷えた指先を寄せ合うような、刹那的な熱だった。
 あきっくすが、さらにその深淵を覗こうとした、その時。
【 ??? / 23:15 〜 】
 ルームの扉を叩くように、一つの通知が割り込んだ。
「……助けて」
 絞り出すような、けれど鋭くルームの空気を切り裂く声。
 ももたろうだった。
 いつも凛として、誰よりも正しくあろうとしていた彼女が、鎧の継ぎ目から溢れ出したような悲鳴を上げていた。
「あきっくすさん……。もう、笑えないの。強くいなきゃいけない場所には、もう戻りたくない……」
 熱を帯びていた4人の会話が、一瞬で凍りつく。
 あきっくすは、マイクを握り直した。
(つづく)

#連続GRAVITY小説
#第6話
#場所と時間をいれてみました
#そうなると書き手も読み手も混乱しないかなって思って
#storysong
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孤独のRunaway

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第七話:深海の指先、静かなる共鳴

【 都内・ももたろうの自宅ベランダ / 23:20 〜 】
 夜風が冷たい。ももたろうは、震える手でスマートフォンを握りしめていた。
「……あきっくすさん、ごめんなさい。今夜はどうしても、一人でいられなくて」
 いつもは快活な彼女の声が、今は消え入りそうなほど細い。
「会社では『期待の星』でいなきゃいけない。テニスのコートに立てば『勝てる選手』でいなきゃいけない。でも……もう、中身が空っぽなんです。本当の私は、こんなに弱くて、ボロボロなのに」
 彼女が堰を切ったように話し始めたのは、誰にも見せられなかった「理想の自分」と「現実の自分」の乖離だった。
【 あきっくすルーム / 同時刻 】
 ルームの主要メンバーたちは、マイクを切り、ただ静かにももたろうの言葉を受け止めていた。けーぞーも、テスターも、Yukariも……それぞれが自分の「鎧」を思い出し、胸を痛める。
 あきっくすは、遮ることなく、彼女の呼吸が落ち着くのをじっと待った。
「……ももたろうさん。ここは、あなたのコートじゃない。負けても、動けなくても、誰もあなたを責めない場所ですよ」
 その時だった。
 コメント欄に、流れるような、けれど一際丁寧なメッセージが静かに現れた。
『……お疲れ様です、ももたろうさん。』
 新しく入室してきた、葵からの言葉だった。
『ずっと、一列目で戦ってこられたんですね。
でも、誰かの期待に応え続けることより、自分の心が壊れないことの方が、ずっと、ずっと大事な時があります。
今夜はただ、その重たいラケットを地面に置いて、ここで皆さんの声を聞きながら、深く呼吸をしてみてください。』
 あきっくすがそのコメントを静かに読み上げると、ルームの空気がふっと柔らかく緩んだ。
【 東京・葵の自宅 / 同時刻 】
 葵は、暗い部屋で自分の打った文字を見つめていた。
 普段は自分自身の「寂しさ」に蓋をして生きている彼女だが、ももたろうの悲鳴を聞いた時、指が自然に動いていた。
 あきっくすの優しい読み上げが、葵自身の心をも、かすかに癒やしていくのを感じていた。
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第7話
#あとふたり主軸になってない
#もう出演者様は全て出演させていただきましたここから本題ですね
#storysong
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深海

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第十三話:共鳴、あるいは奇跡の呼び名

【 あきっくすルーム / 23:30 】
 その日のルームは、不思議と凪のような穏やかな空気に包まれていた。
 あきっくすは、手元のスマートフォンを握りしめる。画面の向こうには、何も知らないもちこさんとけーぞーさんが、いつものように穏やかな言葉を交わしている。
 あきっくすは、わざと、けれど震える声を抑えて、ある「問い」を投げかけた。
「……皆さんは、人生でたった一度だけ言葉を交わした人で、どうしても忘れられない人っていますか?」
 少しの沈黙の後、もちこさんがどこか遠くを見るような声で口を開いた。
『……います。数年前、雨の日に立ち寄った小さなギャラリーで。迷っていた私に「そのカップは、あなたを許してくれますよ」と声をかけてくれた、スタッフの女性。あの時の言葉が、今の私の支えなんです』
 その瞬間、スピーカー越しに、けーぞーさんが小さく息を呑む音が聞こえた。
【 震える声、重なる記憶 】
 ルームのログが、一瞬だけ止まる。
 テスターさんからあきっくすにだけ、リアクションの「!」が届いた。
 
 けーぞーさんの返信は、いつもより少しだけ遅かった。けれど、ようやく発せられた彼女の声は、これまでに聞いたことがないほど微かに震えていた。
『……もちこさん。その時、あなた……「雨の日の珈琲は、自分を許す味だ」って、泣きそうな顔で笑いませんでしたか?』
 今度は、もちこさんが息を止める番だった。
『……え? どうして、それを……。私、誰にも言っていないはずなのに』
 けーぞーさんは、今度ははっきりと、溢れ出す感情を隠さずに言葉を繋いだ。
『私、ずっと探していたんです。あの日、私の拙い展示に、誰よりも深い理解を示してくれたあのお客さん。……あなただったんですね。ずっと、すぐ隣にいたんですね、もちこさん』
【 溢れ出す感情の渦 】
『あ……!』
 もちこさんの声が詰まる。それは、数年の時を超えて、バラバラだったパズルのピースが完璧に噛み合った瞬間の、歓喜と驚きが混ざった溜息だった。
 あきっくすは、溢れそうになる涙を堪えながら、そっとマイクをオンにする。
「……お帰りなさい、二人とも。ここは、再会の場所だったのかもしれませんね」
 画面の中で、テスターさんが静かに、何度もリアクションの拍手を送っている。
 顔は見えない。声と文字だけの繋がり。
 けれど、今のこのルームには、確かにあの雨の日のギャラリーと同じ、温かな光が満ちていた。
 あきっくすは、けーぞーさんの震える声を聴きながら、胸の奥が熱くなるのを感じていた。
(運命は、本当にあるんだ。そして僕は……その一部になれたんだ)
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第13話
#なかなか素人だがいい感じじゃないかな
#もちこさんとけーぞーさん
#storysong
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再会 (produced by Ayase)

LiSA & Uru

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第十一話:引力の正体

【 あきっくすのデスク / 深夜 】
 ルームを閉じた直後、画面の隅で震えた一通の通知。送り主は、先ほどまでルームで穏やかに相槌を打っていた「テスター」さんだった。
『あきっくすさん、夜分にすみません。今日のもちこさんとけーぞーさんの話を聞いていて、どうしてもお伝えしたくなって……。少し、僕の記憶を探ってみてもいいですか?』
 あきっくすは、キーボードを叩く手を止めた。
 テスターさんのその言葉には、いつもの冷静な彼とは違う、どこか熱を帯びた響きがあった。
【 数分後、届いた二通目のメッセージ 】
『先日、新潟でけーぞーさんと実際にお会いした時。初めて会った気がしなかったのは、ネットの付き合いが長いからだと思っていました。でも、さっきもちこさんが語った「数年前のギャラリー」の話を聞いて、繋がったんです。……僕も、あの場所にいた。そして、そこで誰かと短い言葉を交わした記憶があるんです』
 あきっくすは息を呑んだ。
 あの日、テスターさんが新潟のホテルでけーぞーさんと対面した時に感じた「正体不明の懐かしさ」。それは、画面越しの文字のやり取り以前の、もっと深い、肌で感じた「温度」の記憶だったのかもしれない。
(もし、あのギャラリーに、テスターさんも、もちこさんも、けーぞーさんもいたのだとしたら……)
 あきっくすは、自分のタイムラインに並ぶ三人のアイコンを見つめた。
 そこには、声も顔も知らないはずの三人を、目に見えない糸が手繰り寄せているような、奇妙で、けれど胸が熱くなるような引力が働いていた。
【 あきっくすの心情 】
 ふと、けーぞーさんの言葉を思い出す。
 彼女は、あきっくすに対してだけは、時折、他の誰にも見せないような、柔らかく、少しだけ甘えるような言葉を選ぶことがある。
(けーぞーさんが、このルームを選んでくれたことも。僕の言葉を「懐かしい」と言ってくれたことも……。全部、偶然じゃないのかも、なんて)
 そんな自惚(うぬぼ)れに近い想いが、あきっくすの胸をかすめる。
 もし、過去のどこかですれ違っていた彼らが、今、自分の周りに集まっているのだとしたら。それは、自分もまた、その「失われた記憶の輪」の一部なのではないか。
 あきっくすは、テスターさんへの返信にこう綴った。
『テスターさん、ゆっくりで大丈夫です。その記憶が、どんな色をしていたのか……また今度、教えてください。僕も、もう少しこの「予感」を大切にしてみたいと思います』
 スマホを置き、背もたれに深く体を預ける。
 新潟の雪夜に想いを馳せるけーぞー。どこか静かな場所で、過去を振り返っているであろうもちこ。
 繋がっていないはずの点と点が、今、あきっくすという場所を介して、一つの物語になろうとしていた。


#連続GRAVITY小説
#第11話
#恋愛色がなくなってきていませんか
#単純な話がいいですよね
#storysong
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HAPPY HAPPY BIRTHDAY

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第十話:交差するリフレイン、見えない糸

【 あきっくすルーム / 01:15 〜 】
 ルームのログには、もちことけーぞーによる、ももたろうへの温かい励ましの言葉が並んでいる。二人のコメントはいつも丁寧で、まるでお互いのリズムを知っているかのように、絶妙なタイミングで重なり合っていた。
 あきっくすは、二人のやり取りを眺めながら、ふと既視感を覚える。
「もちこさんとけーぞーさん、お二人の視点はどこか似ていますね。まるで、同じ景色を見たことがあるみたいだ」
【 もちこの部屋 / 同時刻 】
 もちこは、けーぞーが書いた『雨の日の珈琲は、自分を許す味だ』というコメントに、ハッと息を呑む。
 それは、彼女がかつてSNSに鍵付きで、たった一度だけ綴った言葉と全く同じだったからだ。
(……まさか、そんなはずはないわよね)
【 新潟・けーぞーの書斎 / 同時刻 】
 けーぞーもまた、もちこのアイコンをじっと見つめていた。
 あきっくすのルームで出会った「もちこ」という女性。彼女の選ぶ言葉、そして時折写真に写り込む「陶器の趣味」。それは、彼女が数年前に仕事の関係で通っていた、ある小さなギャラリーで見かけた景色と酷似していた。
 あきっくすが閉じた後のルームの履歴をさかのぼってみると、もちことけーぞーの二人が語る「思い出の場所」や「大切にしている価値観」が、パズルのピースのように少しずつ重なっていく。
「……二人とも、気づいていないのか。それとも、気づかないふりをしているのか」
 あきっくすが画面を閉じようとしたその時、ルームの隅に一通の未読通知が届く。
 それは、もちこからでもけーぞーからでもない、二人を繋ぐ「ある共通の知人」からのものだった。
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第10話
#ちょっとGeminiさんにお任せしました
#私事ですが今日誕生日ですみなさんお祝いのDMとかありがとうございます
#storysong
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きっと忘れない

尾崎豊

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【連続GRAVITY小説】
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第十二話:記憶のパズル、重なるピース

【 あきっくすのデスク / 週末の夜 】
 ルームを閉じたあとの静寂の中、スマートフォンの通知が短く震えた。
 送り主はテスターさん。そこには、一つのリンクと、短いメッセージが添えられていた。
『あきっくすさん、確信しました。これ……数年前にそのギャラリーが運営していた、今は更新の止まったブログです。2019年の、雨の日の記事を見てください』
 あきっくすは、逸る鼓動を抑えながらリンクを開いた。
 画面に映し出されたのは、色褪せた写真と丁寧なフォント。当時のギャラリーの様子が綴られた記事だった。
 スクロールしていくと、来場者アンケートの抜粋が目に留まる。
『このカップで飲む珈琲は、自分を許せる味がします』
 
 その一文を見た瞬間、あきっくすの指が止まった。
 もちこさんがルームで語る、あの独特の柔らかい言葉のリズム。それは、数年の時を経てもなお、同じ熱量を持ってそこに刻まれていた。
 そしてその数行下、その言葉に応えるように書かれたスタッフの返信。
『その「自分を許す」という感覚、私たちがこの展示で一番伝えたかったことです。見つけてくださってありがとう』
 凛としていて、それでいてどこか孤独を包み込むような優しさ。
 あきっくすが毎晩のように耳にし、その知性に憧れを抱いている、けーぞーさんの言葉そのものだった。
「……本当に、繋がっていたんだ」
 あきっくすは独り言を呟き、眩しい画面を前にそっと目を閉じた。
 
 テスターさんからのメッセージが続く。
『どうしますか、あきっくすさん。僕たちがこれを彼女たちに伝えるべきでしょうか。それとも……』
 あきっくすは、しばらく考えた。
 今すぐ教えれば、二人は喜ぶだろう。けれど、このルームという「言葉の引力」だけで再会した二人の奇跡を、他人の手が介在して壊してしまいたくない。
 あきっくすは、震える指で返信を打った。
『……いいえ。彼女たちが自分で気づくのを、待ちましょう。その瞬間、このルームにどんな音が響くのか……僕は、それを見守りたいんです』
 スマホを置き、背もたれに深く体を預ける。
 画面の中では、もちこさんとけーぞーさんのアイコンが、何も知らずに隣り合わせで並んでいる。
 あきっくすは、けーぞーさんへの想いが、これまでとは少し違う重さを持って心に沈んでいくのを感じていた。
 単なるリスナーへの親愛ではない。彼女の過去、彼女の孤独、そして彼女が大切にしてきた「言葉」の重みを知ってしまったことによる、抗いがたい愛着。
(明日、ルームが開くとき。僕は二人の声を、どんな気持ちで聴くんだろう)
 窓の外、夜の海のような暗闇の中で、あきっくすは一人、まだ誰にも言えない「奇跡」の予感に震えていた。
(つづく)


#連続GRAVITY小説
#第12話
#恋愛色をいれたいのに
#けーぞーを男と思っていたのかな
#storysong
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研 ナオコ

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【連続GRAVITY小説】
〜Gravity-Link〜第二章

第十五話:画面を越えた体温、重なる視線

【 東京・直売会会場 / 午前 9:30 】
 会場の入り口で、まぁずは落ち着かない様子で自分の法被の襟を正していた。
(……ついに、今日なんだな)
 これまで画面越しに、声だけで繋がっていた仲間たち。本当に来てくれるのかという不安と、対面する恐怖に似た高揚感で、指先が少し震える。
「……あの、まぁずさん、ですか?」
 不意にかけられた落ち着いた声に、まぁずが顔を上げると、そこには凛とした佇まいの女性が立っていた。
「あ……ゆかり、さん?」
「はい。初めまして、まぁずさん。今日のために準備してきたこと、全部出し切りましょうね」
 ゆかりさんは画面越しで感じた通りの聡明な眼差しで微笑むと、すぐさま持参したリストを取り出し、会場の設営状況を確認し始めた。その「仕事ができる女性」としての鮮やかな振る舞いに、まぁずは圧倒され、深い尊敬を抱く。
 続いて現れたのは、控えめながらも真っ直ぐな瞳をした葵さんだった。
「……初めまして。お米、楽しみにしていました。今日は精一杯、お手伝いしますね」
 言葉数は少ないが、彼女の立ち姿からは隠しきれない献身的な熱量が伝わってくる。
【 太陽の登場 】
 そして、会場の空気を一変させるような明るい声が響いた。
「まぁずさん! ももたろうさん! おっはよー!」
 駆け寄ってきたのは、向日葵のような笑顔のきびさんだった。
「わぁ、本物のまぁずさんだ! 思ってたよりずっと逞しいね!」
 彼女が笑うだけで、会場に陽だまりができたようになる。
「あ、ああ……きびさん、初めまして……」
 まぁずは顔が火照るのを感じ、まともに彼女の目を見ることができなかった。俺、どうしてこんなに緊張してんだ――自覚してしまった。俺の目は、無意識に彼女の動きばかりを追いかけてしまう。
【 男二人の静かな時間 】
 直売会は大盛況となり、昼の短い休憩。
 バックヤードで、まぁずはももたろうさんと隣り合った。ももたろうさんは体育会系の快活さを持ちつつも、丁寧で柔らかな物腰で語りかける。
「まぁずさん。皆さん素敵な方たちばかりで、私も元気をいただいちゃった。でも、まぁずさん……少し顔が硬いわよ? 何か悩み事?」
 その優しい問いかけに、まぁずは思わず本音をこぼした。
「……ももたろうさん。俺、どうしたらいいか分かんねえんです。ゆかりさんも葵さんも、本当に良くしてくれてる。……でも、俺、きびさんの笑顔を見ると、胸が苦しくて仕事が手につかなくなる。俺、情けねえですよね」
 ももたろうさんは少し驚いたように目を丸くし、それから優しくまぁずの肩に手を置いた。
「あら、情けないなんてことないわ。誰に惹かれるかは、心が決めることだもの。まぁずさんが、自分の作ったお米を『この人に一番に食べてほしい』って思うのは誰?」
 まぁずは視線を落とし、迷わずに答えた。
「……きびさんです。あいつに、美味いって笑ってほしくて、俺……」
「なら、その気持ちを大切になさい。真っ直ぐな想いは、きっとお米の味にも乗るはずよ」
【 あきっくすの視点 】
 あきっくすは、ルームの配信機材を片手に、少し離れた場所からその光景を眺めていた。
 今日は「カメラ越しのホスト」として、会場の熱気をルームのメンバーに届ける役割だ。画面には映らないけれど、まぁずの決意、女性たちの献身、そしてももたろうさんの慈愛。
(みんな、本当に現実の世界で繋がったんだ……)
 その絆の深さに胸を熱くしながら、あきっくすはカメラのピントを、笑顔で客に応対するきびさんに合わせた。
 成功への高揚感の中、物語は静かに、次なる局面へと動き出そうとしていた。
(つづく)


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#これはAIが作った物語です
#私もちょっと手直しとかしてます
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もしも運命の人がいるのなら

西野カナ

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【連続GRAVITY小説】
〜Gravity-Link〜第二章

第十四話:黄金色の約束、動き出す仲間たち

【 あきっくすルーム / 深夜 】
 ルームのログが一段落した頃、福島県・会津の米農家、まぁずさんが意を決したようにマイクを入れた。
「……みなさん、少し、僕からお願いがあります」
 いつもより少し低い、けれど真っ直ぐな声に、ルームが静まり返る。
「来月の東京での直売会……僕一人じゃなくて、ルームの皆さんと一緒に成功させたいんです。もしよかったら、当日、僕のお手伝いをお願いできませんか?」
 沈黙を破ったのは、弾けるような明るい声だった。
「もちろんだよ、まぁずさん! 景気よく声出しなら任せてよ! 会津のお米、東京中に広めよう!」
 ももたろうさんの威勢のいい快諾に、ルームがパッと明るくなる。
「わん! 僕も袋詰め、頑張ります!」とぽちさんも続き、その勢いに背中を押されるように、二人の女性が静かに、けれど力強く名乗りを上げた。
【 支え合う絆、それぞれの決意 】
「まぁずさん、一人で背負わないで。当日の動線や、お米を配る際の手順……私の方できっちりリスト化してお手伝いします。あなたは、お米の良さを伝えることに集中してください」
 ゆかりさんの言葉は、具体的で迷いがない。仕事のできる大人の女性としての彼女のサポートに、まぁずさんは深い尊敬の念を抱き、「……ありがとうございます、ゆかりさん」と深く頷いた。
 一方で、葵さんは短い言葉の中に、確かな献身を込めた。
「……私に何ができるか分からないけど、お米の魅力を伝えるお手伝いなら。当日はずっと、あなたのそばにいます」
 普段は一歩引いている彼女が示した、揺るぎない覚悟。その静かな熱量に、ルームには心地よい緊張感が漂う。
【 太陽の笑顔と、秘めたる恋心 】
 そして。まぁずさんが最もその反応を気にしていたきびさんが、キラキラしたスタンプと共に発言した。
「わぁ、すごい盛り上がり! 楽しそう! 私も行く行く! まぁずさん、みんなでお揃いのハッピでも着ちゃう? 最高に盛り上げようね!」
 きびさんの言葉は、どこまでも純粋な「仲間」としての喜び。
 その眩しい笑顔を想像するだけで、まぁずさんの胸の奥がキュッと締め付けられる。ゆかりさんへの尊敬、葵さんへの感謝、あるいは友情。それらとは明らかに違う、きびさんへの強い「惹かれる気持ち」を、彼は改めて自覚していた。
【 動き出した運命 】
 あきっくすは、自分の預かるこの場所から、一つの大きな「形」が生まれようとしていることに、静かな感動を覚えていた。
「まぁずさん、最高のチームですね。当日は僕も、皆さんの熱気がしっかり届くよう、ホストとして全力でサポートします」
 ルームを閉じた後。
 まぁずさんは、しんしんと冷え込む会津の夜、窓の外の雪景色を眺めながらスマートフォンに表示されたリストを見つめていた。
 
(みんなが、僕のために……。……頑張るしかねえな、会津の男として)
 春を待つ雪の下で、次の命を蓄える大地のように。まぁずの心の中にも、東京への、そして大切な人たちへの熱い決意が静かに、けれど力強く満ちていた。


#連続GRAVITY小説
#勝手に2章にしました
#第14話
#コメント専門とか聞き専の方も欲しいかも
#storysong
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ロード〜第二章

THE虎舞竜

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