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きずあり

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#今日の一文字 vol.276

教育は他の人々の生活を良くするためであり、地域社会と世界を思ってたより良くするため

Education is for improving the lives of others and for leaving your community and world better than you found it.

Marian Wright Edelman、投稿者訳


現在84歳になる米国の活動家の女性の言葉


「あの〜、朝、送りに見える男性、お名前お聞きしても構いませんか〜?」

親しくしているご家庭のお子さんを保育園に4、5回送った頃、先生にお母さんが遠慮がちに聞かれたらしい

保育園の職員の間でお子さんのお父さんが他界した記憶はそう古くはない

なので、最近園児を送ってくる男性が何者なのか気になるらしい


ただ、私のことを尋ねられたのは、もし園児が急に健康状態を悪くしたら「送ってくる男性」に連絡すべきか、という言い分だった

「そんなもん、近所のおじさんが、俺が送ってやるよと言い出した、でいいじゃん?」

実際その通りだ

まあ、家まで2時間弱は近所のうちってことで


話を聞いてると保育園も送迎一つでも随分いろんな決まりがある

きっとどこかで不審者が事件を起こすと「再発防止策」とかいって、決まりが増えるに違いない

保育園だけがそうなのではなく、社会全体がアリバイ社会になっており、組織が責任を追及されないように先に「いいましたよね」「対策してました」に走る構造になってしまった

気のいいおじさんが、近所の知ってる子供を保育園に連れて行く

そういう他愛もない光景も気楽に見られなくなるんだな


さて、教育

地域の子供のスポーツ活動の指導で頭が上がらない先輩の方が、更に敬意を持つ高校野球の監督さんから聞いた話と教えてくれた

育てることとは、頭からSの字を取ること

ローマ字にしてSをとる


時々、その教えを思い出しながら、いま、改めて幼児と接しているのだが、「オダテル」ことと「甘やかす」ことの境界を考えるようになった

#おうちごはん
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