アパートの駐車場を挟んだ向かい側の家に住むサイコ野郎その家の同じ階の部屋の中には、壁にぶどうとツルがはりめぐらされていて、デッサンや油絵に使うカンバスとそれを立てかける三脚のようなものが置かれていた。ある時ふと見ると、住人と思われる男性が奇妙な動きで踊る影が見え、次の瞬間こちらに気づいたらしく男性は指を差しながら何やら喋っていた。怖くなりカーテンを閉めた。今でも時々思い出して、あの時男性はこちらを指差しながら何を言っていたんだろう、と考える。『そこのお前、お前だ。〇すぞ』今となっては現実だったのか夢だったのかも分からない。#不思議な体験#Killyoubeforeyoukillme