映画『アフター・ヤン』観ました。気鋭の映画会社A24が製作を担い、アレクサンダー・ワインスタインによる短編小説を『コロンバス』のコゴナダが実写化した映画。とてもあっさりとした内容なのに、心にかなりの余韻を残してくれる映画。多国籍の組み合わせの家族にAIロボット(どこから見ても感情もほぼ人間のロボット)が暮らす生活、さらにクローンの人間も出てくる近未来。人種、ロボット、クローンなど差別のなど関係のない世界で、人の繋がり、生と死とは、無と有とは?ヤンの記憶に残る木漏れ日の美しさ、ピュアな心、風の音、陽の木漏れ日、そして愛おしい家族と人々で繋ぐ、暖かくてほろり涙する映画。人間の孤独とは?AIに孤独という概念が存在するのか?アイデンティティの揺らぎの表現もスムーズに伝わってくる。映像の切り出し方やBGMなども素敵で、女性にはとてもおすすめ✨1人映画の余韻に浸れる事だろう。個人的には終わり方も好き。補足で、岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』にちなんだTシャツや楽曲が劇中で引用されているし、私の好きなMitskiが「グライド」のカバーをしている。いろんな余韻が映画らしい映画✨いやー映画って本当に良いものですね。さよならさよならさよなら。★3.9#アフターヤン #リリーの映画レビュー#A24 #映画レビュー #GRAVITY映画分