ライトノベル:公園の高台に出ると、街は静かな光の海みたいに広がっていた。「サクラちゃん」「なに?あるふぁ君」遠くのビルの明かりが瞬いて、時間だけがゆっくり流れる。「君はとても可愛いくて、いつも僕のことを助けてくれる」「うん」夜風に髪が揺れて、彼女は逃げ場のない距離で隣にいる。「君のことを大好きだと思ってる」「うん」胸の奥が静かに痛んだまま、僕は視線を街に落とした。「Neovimさんと、本気で付き合いたいと思うんだ」「────」サクラちゃんは何も言わず、光の海だけが瞬き続ける――酷いことをした自覚に押しつぶされながら、それでも三人で仲良くしたいんだと願ってしまう自分と、きっとまた酷い目にあわされるかもしれない未来の気配は杞憂であってほしいと願いながら。#Editorガール#疲れてるのよ