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ぺんぎん🐧

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地球旅行
「お疲れ様でした〜。今回はニッポンの昭和、平成、令和コースを堪能いただけましたね。」
「あれ?僕って死んだんじゃ…」
「何をおっしゃてるんですか?地球旅行中はあなたの記憶を消すと事前に説明したじゃないですか。地球で生まれ地球で死ぬ。それが地球旅行ですよ。」
#3行小説 #小説
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初詣
 「今年も来たりな。年並み寺院の合掌と混けて参る由違ふる人ぞある。困ざさせ給ひけり。汝如何なる様ぞ。」
 「我も近頃の人宮の作法を知らぬことに甚だ憤りたり。古の人懇ろに念ざさせ給はるけしきいみじううち出でさせ給ひしかこそ、近頃の人の中に、古事記に於いて御祭神なきばかりに雑言を言ふ人あれ。いとあさましかりけり。」
 初詣は寺と宮、おのおの恭しく往き奉るべきなり。

(現代語訳)
初詣
「今年もこの時期がきたなぁ。毎年、寺院の合掌と混合して参拝方法が違う人間がおる。困ったものじゃ。汝の方はどうなんだ。」
 「我も最近の人間が神社に於ける作法を知らないことに甚だ憤りを覚えている。昔の人間は我らに対する敬虔な態度がよく現れておったが、今の人間の中には古事記に御祭神が書かれていないだけで貶す者もおるのじゃ。全く呆れるなぁ。」
 初詣は寺院と神社、それぞれの礼儀を弁えてから行くべきである。
#3行小説 #小説
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生と死
 「私たちは何故生まれたのか」という問いに「私たちは使命を与えられ、それを果たすためにこの地球(ほし)に生まれてきたから」と答える人は間違っています。「何故生きるのか」という問いにそう答えるべきです。では何故生まれたのかというと、死ぬためです。
#3行小説 #小説
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生まれること
 生まれることはなんて理不尽なことでしょうか。親は理想の子供を産むことができません。子供は理想の親の元で生まれることができません。
#3行小説 #小説
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精神病
 「病は気から」なんて諺がある通り、精神病は気持ちに左右されることが非常に多いように感じる。が、例えば友人に「お前の病気は俺からは見えないけど、辛さは分かるよ…。一緒に乗り越えて行こうな。」と言われたとしよう。精神病の本当の辛さは精神病患者でない者に「同情されること」であり、そんなキレイごとを言われた日は鬱鬱とする。
#3行小説 #小説
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年末の大掃除
 日本人が年末にすることといえば大掃除であろう。なぜ掃除をするのか分からないのに「世間がやっているから」という理由で年末のゆっくりしたい時期に掃除をするのは如何にも日本人らしい。平安時代の行事が由来となっているのだが、そんなことを知っている日本人はほとんどいないので大掃除なんか年末ではなくて春に行った方が実利的ではないか。
#3行小説 #小説
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写真
 最近の人間は何でもかんでも写真を撮る傾向にあるようです。例えば美術館なんかはその傾向が顕著に現れており、眼前に本物の作品があるにも関わらず、敢えて「ニセモノ」を見ます。今の人間には「ホンモノ」を自らの目で見ることが必要ではないでしょうか。
#3行小説 #小説
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ベット
 朝のベットには磁石がついています。人間が頑張って起き上がろうとしても磁力には勝てず、体がなかなか離れません。起き上がる方法は…残念ながらありません。
#3行小説 #小説
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明日から毎日3行小説を投稿しようと思います。

僕の書いた作品は評論っぽく、皮肉、ブラックジョークや死を連想させるものが含まれているので、気分を害してしまう方がいたらごめんなさい。先に謝ります。

#3行小説 #小説
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フォリアグローネス

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暇すぎるので今日も小説を書いていく
夢と虹
夢に行くには虹を渡らなきゃいけない
虹は気まぐれに出ては住民を困らしていた
虹は希望になった。
#3行小説
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 普段我々が見る夢は良くも悪くも現実では起こり得ないことが発生する。また、夢の中ではうまく走れなかったり、喋れなかったりと、全身に力が入らなくなり、物語も勝手に進んでいく。則ち、夢というのは、自由意志がない唯一の空間であると言っていいだろう。
#3行小説 #小説
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明日、1月1日は数日かけて頑張って創った3行小説を投稿します[笑う]お楽しみに[ほっとする]
#3行小説 #小説
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正直者
 「正直者が馬鹿を見る」という言葉がありますが、全くその通りだと思います。嘘という概念がある限り正直者は損するばかりです。因みに「嘘つきは正直者より馬鹿を見る」と思っています。
#3行小説 #小説
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3匹のカラス
 道端で二匹のカラスが一匹のカラスをいじめています。人間はその光景を見向きもしません。構うと面倒くさいからでしょう。
#3行小説 #小説
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クリスマス休戦
 1914年12月24日〜25日、第一次世界大戦の西部戦線で起こった出来事である。「私たちは今日、戦う必要はあるのか。君たちイギリス兵も一緒にキリストの降誕祭を祝おうではないか」という或ドイツ兵の一言で始まった。両兵共にサッカーをしたり、『きよしこの夜』を歌ったり、酒を飲んだりと、敵であることを忘れクリスマスを楽しんだが、26日からの戦場は今までよりも残酷で、異常な空気感を漂わせていた。
#3行小説 #小説
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クリスマス
 細雪が霏霏と降るクリスマスの薄暮はカップルが合歓綢繆する最高のシチュエーションです。傘の中で楽しそうに話しています。太陽は温かい目をしながら山の影に隠れるのでした。
#3行小説 #小説
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サンタさん
 7歳になる娘は12月25日が誕生日です。
 「パパ、あのね、あたし、欲しいものが2つあるんだけど、サンタさんはなんでも届けてくれるから、パパには簡単なものを買ってもらうの。サンタさん、ママをあたしに届けてください…お願いします。パパにはピカチュウのぬいぐるみを買って欲しい!」
 娘の母親に対する愛情の言葉を、父親は反芻していました。
#3行小説 #小説
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