四捨五入して20年になるのに、12/25がいまだに苦手だよ。君が(い)亡くなった日を思い出す。でも当日は思い出してやらんよ。私はワタシの20年を生きてきたから。『なにも残らなかったね』と呟く。生きてたら結婚してた?否。きっと私は君のお姉さんに耐えらんなかった。君に耐えられなかったと思う。あの時点で君に諦めていたしな。夢を見せてくれなかった君に笑いつつ、ほんとうに寂れてんなと悪態を吐きながら、廃墟になってしまった寺を背に夜を歩く。#20日のキミへ