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頂かれ男子ららくん
丁か半か。——どちらが奇数だったか。だが知らずとも結局確率は二分の一……ここは半でいこう。宣言しようとした瞬間、勢いよく扉が開いた。「警察だ!」そこからはとんとん拍子で、あっという間に捕まった。そして割り切れない思いで俺の賭博人生は終わりを迎えた。……ああそういえば、半は奇数だったか。
チョンマー
ダメな父親でごめん。ちゃんと練習して、綺麗に作れるようになったら、その時には絶対にしてあげる。そう約束した。
その晩、年甲斐もなく三つ編みになった僕の妻は、鏡に映る自分の姿と申し訳なさそうな顔の僕を見て、小さく笑った。
#140字小説

浅葱ノア
「そろそろ帰るよ」
遠くから母親の声が聴こえてうみ海から出た
それは幼い頃に行った海の記憶
その記憶を辿り、大人になった今同じ海に来た
あの時と同じ海のはずなのに
どうしてもあの時と同じ気持ちで海に入れなかった
「じゃあな」
海に向かって別れの挨拶をすると海に入ることなく背を向けた
今日で生まれ故郷を離れる
家族の時間が止まった海をもう二度と好きでいることができない
#140字小説 #自作小説

浅葱ノア
憧れの場所に行きたいと思い続けた
行こうと計画してもなかなか行けないこの距離感
行かず間に進む時間と期待
物語が終わってからも行けない場所
日が傾く夕暮れに海沿いを走る車内で
見覚えのある場所を追いかけながら
膨らんでいた期待が弾けて涙となって落ちていく
ゆっくり暗くなる街並み
街灯が次々と灯り始めると
水面に淡く反射して幻想的になる
憧れの場所を目にした時
新たな期待と夢が生まれる
#自作小説 #140字小説

浅葱ノア
#自作小説 #140字小説

すみのふ

𝙀𝙂𝙂𝙏𝘼𝙍𝙏𝙀🥚
#140字小説

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